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古いテレビでswitchが遊べない?HDMI以外でテレビに接続する方法3選

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つい最近まではレゴに夢中だった子供も、現在では任天堂switchに夢中です。
特に「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」が我が家にやってきてからです。
大枠のストーリーはあるものの、遊び方は自由のオープンワールド形式ですね。
美しい世界にいろいろな生き物とモンスターが住んでいて、見ているだけで引き込まれていきます。昔プレイしていた、スカイリムを思わせるような世界観ですね。

さて子供たちが長期休暇になりましたが、コロナ禍なので遠出はできません。
奥さんの実家に遊びに行くくらいですね。
当然子供たちは任天堂switchを持って行ったのですが、思わぬ事態になりました。
リビング以外にエアコン&テレビのある部屋は1つなのですが、そのテレビにswitchが接続できないのです!

子供A
子供A
パパ~switchがテレビにつながらないよ~
みっく
みっく
そんな訳ないでしょ・・・あ!テレビにHDMIコネクタが無い!

はい。古いテレビだったので、switch唯一の映像出力であるHDMIケーブルが接続できませんでした。見た目は液晶テレビで現役なのに、HDMIコネクタが付いていなかったのです。
というわけで、この記事では古いテレビに任天堂switchを接続する方法を調べました。

記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当

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テレビの入力コネクタの種類

そもそもテレビの入力コネクタには、どんな種類があるのでしょうか?
代表的なものとして、我が家にあるテレビで調べてみました。

テレビのVGA端子、D端子、コンポジット端子を撮影した写真テレビ裏についてるVGA端子、D端子、コンポジット端子
テレビのDVI端子を撮影した写真テレビ裏についてるDVI端子

HDMI以外の入力方法として、4種類あることがわかりました。
ではその4種類の端子について、特徴を見てみましょう。

①VGA端子と音声の入力

VGA端子と音声用のミニジャック・ケーブルを撮影した写真VGA端子と音声用のミニジャック

今更ながらテレビにVGA端子が付いていることに驚きました・・・
というのも、パソコン(当時は自作)とディスプレイを接続するのにVGA端子を使っていたからです。まさかこんなところに、ひっそりとVGA端子がテレビについているなんて知りませんでした。かなり古い規格なので当然アナログ形式です。
しかし、映像出力側によってはフルHDの1080pにも対応しているとのこと。
switchならば「解像度1080p」が出せるので、意外とキレイに映せるかもしれません。
音声信号は、なじみの赤色と白色の端子ではなく、ミニジャック端子を使います。

②D端子と音声の入力

D端子と音声用のオーディオ端子を撮影した写真D端子と音声用のオーディオ端子

D端子と赤色、白色の2色の端子を使ってテレビに接続します。
D端子は映像信号のみです。Dという文字からデジタル方式のように思えますが、実はアナログ方式です。コネクタを縦にすると形がアルファベットの「D」に見えるからD端子と呼ぶんだとか・・・
D端子は1つの端子ですが、実は内部的にはコンポーネントとほぼ同じです。
コンポーネントとは赤色、青色、緑色の3本の映像端子で、アナログ方式としては最高の画質です。フルHDの1080pにも対応しているので、とてもキレイです。
内部的にはコンポーネントと同じなので、D端子を使うととてもキレイな映像になります。
コンポーネントと同じくD端子は映像信号だけなので、音声信号は赤色、白色の2色の端子を使います。

③コンポジットと音声の入力

コンポジット端子と音声用のオーディオ端子を撮影した写真コンポジット端子と音声用のオーディオ端子

赤色、白色、黄色の3色の端子を使ってテレビに接続します。
コンポジットは黄色の端子で、映像信号のみです。音声信号は赤色と白色の端子です。赤色が右側スピーカー用で白色が左側スピーカー用です。
テープ式のビデオデッキの時代からある、なじみの深い端子ですね。
そんな昔からの方式なので、当然デジタルではなくアナログ形式です。
コンポジットもD端子と同じくアナログ方式ですが、D端子(コンポーネント)は
赤色、青色、緑色の3本の映像端子なのに対して、コンポジットは黄色の1本の映像端子なので画質はイマイチです。せかっくswitchで「解像度1080p」が出せても、コンポジットで接続すると画質はかなり荒くなりますね。

④DVI端子と音声の入力

このDVI端子がテレビについているのにも驚きました。
DVI端子もVGA端子と同じく、パソコンとディスプレイを接続することが多かったからです。DVI端子には大きき分けてデジタル専用の「DVI-D」と、アナログ・デジタル兼用の「DVI-I」の2タイプに分けられます。
switchからのHDMI出力はデジタルなので、デジタル専用の「DVI-D」に変換できればキレイに映せるのでしょうか?
音声信号はDVI端子に入らないので、赤色、白色の2色の端子を使います。

以上が、我が家のテレビで調べた結果になります。
大昔のテレビはアンテナ入力の他に赤色、白色、黄色の3色の端子しかなかった記憶がありますが、ずいぶんとテレビの入力方法も増えましたね。

せっかく調べたので、これらを使って実際にswitchとテレビの接続実験をしてみました。
「③コンポジットと音声の入力」はswitchのキレイな映像が劣化が予想できるので省略しました。なのでswitchからのHDMI出力を、それぞれ「VGA」「D端子」「DVI(DVI-D)」に変換してテレビに接続してみました。
実験で使ったのは、子供がはまっている「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」です。

VGAコネクタでswitchを接続する方法

switchからのHDMI出力をVGAに変換するには、アダプターが必要です。

電源用のUSBケーブルと音声用のケーブルは同封されていました。
VGAケーブルは、はるか昔の自作パソコンに使っていたケーブルを使用しました。

VGA変換アダプターとVGAケーブルを撮影した写真VGA変換アダプターと必要なケーブル類です

switchをドックに入れて、switch標準の電源コネクタを接続します。
VGA変換アダプターのHDMIコネクタをドックに接続します。
VGA変換アダプターの電源USBをドックのUSBに接続します。
これは補助電源らしく、僕の場合は電源USBを使わなくてもswitchの映像が映りました。

VGA変換コネクタとswitchを接続して撮影した写真VGA変換コネクタとswitchを接続します

VGA変換アダプターとテレビを、VGAケーブルで接続します。
VGA変換アダプターとテレビを、音声用のミニジャック・ケーブルで接続します。

VGA変換コネクタとテレビを接続して撮影した写真VGA変換コネクタとテレビを接続します

この接続でswitchのHDMI出力が、VGA入力でテレビ接続できました。
VGAケーブルが昔ながらのごついケーブルで、なかなか存在感があります。
HDMI入力での接続と比較してみましょう。

HDMI端子で接続したテレビ画面を撮影した写真HDMI端子で接続したテレビ画面です
VGA端子で接続したテレビ画面を撮影した写真VGA端子で接続したテレビ画面です

switchの写真撮影機能では比較できないので、テレビ画面をスマホ撮影した比較になります。ぱっと見はあまり変わらないようですが、VGA接続の方がのっぺりとした色彩のように感じます。ほぼフルHDを再現していますし、プレイしても操作に影響はありません。

みっく
みっく
おお・・VGAでもswitchが映るんだぁ~
子供B
子供B
ちょっぴり色が薄いけど大丈夫。さぁライネルを倒しに行こう!

ミニジャック経由で音も流れますし、外出先で使うのであれば全く問題無いと思います。

D端子でswitchを接続する方法

switchからのHDMI出力をD端子に変換するには、コンバーターでコンポーネントに変換する必要があります。コンポーネントに変換してから、コンポーネント⇔D端子ケーブルでD端子に変換します。


音声用のオーディオ・ケーブルは同封されていませんが、家に保管してあったものを使用しました。

コンバーターとD端子、音声ケーブルを撮影した写真コンバーターと必要なケーブル類です

switchをドックに入れて、switch標準の電源コネクタを接続します。
コンバーターに電源コネクタを接続します。
switchのドックからのHDMIケーブルを、コンバーターのHDMI入力に接続します。

コンバーターにケーブル類を接続した写真コンバーターにケーブル類を接続します

コンバーターとテレビを、コンポーネント⇔D端子ケーブルで接続します。
コンバーターとテレビを、音声用のオーディオ・ケーブルで接続します。

コンバーターからのケーブル類とテレビを接続して撮影した写真コンポーネント⇔D端子ケーブルをテレビに接続します

この接続でswitchのHDMI出力が、D端子入力でテレビ接続できました。
ところが映像が乱れてしまい、とてもゲームを楽しめる状態ではありません・・・
どうやらコンバーターでHDMI信号をコンポーネントに変換しているので、switchの解像度設定を変える必要がありました。
switchをドックから取り出して、「ホーム」-「設定」-「テレビ出力」より、
テレビの解像度を「自動⇒1080p」に変更してからドックに戻します。

テレビの解像度を1080pに変更する画面を撮影した写真switchの設定で、テレビの解像度を1080pに変更します

では、HDMI入力での接続と比較してみましょう。

HDMI端子で接続したテレビ画面を撮影した写真HDMI端子で接続したテレビ画面です

 

D端子で接続したテレビ画面を撮影した写真D端子で接続したテレビ画面です

おおっ!このコンポーネント経由のD端子接続は、かなりキレイですね。
ブレスオブザワイルドは時間の概念があるので全く同じ場面の比較ができませんが、
HDMIでの接続とほとんど変わらないように見えます。

子供A
子供A
ケーブル変えるの?もうすぐ雨が降ってきそうだよ。
みっく
みっく
あ~違うゲームで比較すればよかったかなぁ・・・

DVIコネクタでswitchを接続する方法

HDMIとDVI-Dは同じデジタル方式なので、アダプターで変換すれば簡単にテレビに接続できます。音声はswitch本体のヘッドフォン出力からテレビに接続します。

switchをドックに入れて、switch標準の電源コネクタを接続します。
switchのドックからのHDMIケーブルを、アダプター裏側のHDMI入力に接続します。

HDMI⇔DVI-D変換アダプターを撮影した写真HDMI⇔DVI-D変換アダプターです

注意点として、HDMOケーブルを接続するとアダプター全体の長さが約10cmになります。
テレビ側のDVI端子側に、この約10cmのスペースがないと接続できません。

アダプターにHDMIケーブルを接続した写真アダプターにHDMIケーブルを接続すると全長が長くなります

またテレビの種類によっては、DVI入力の方式をデジタル用に設定する必要があります。

テレビの設定でDVI入力をデジタル用に変更する写真テレビの設定でDVI入力をデジタル用に変更します

DVIアダプターを、テレビのDVIコネクターに接続します。switch上部のヘッドフォン出力とテレビを、音声用のオーディオ・ケーブルで接続します。

DVIアダプターとオーディオ・ケーブルをテレビを接続して撮影した写真DVIアダプターとオーディオケーブルをテレビに接続します

この接続でswitchのHDMI出力が、DVI-D入力でテレビ接続できました。
ところが、映像のアスペクト比が昔ながらの3:4で映っています・・・なぜか16:9で映りません。

DVI端子で接続したテレビ画面を撮影した写真DVI端子で接続したテレビ画面です

不思議に思いましたが、テレビ側の設定で「DVI入力の画面サイズをフルに設定」したら16:9で映りました。

DVI端子で接続した、フルサイズのテレビ画面を撮影した写真DVI端子で接続した、フルサイズのテレビ画面です

テレビの種類によっては、画面サイズの設定が必要な機種があるようですね。
フルHDのHDMIに比べると解像度が落ちますが、ゲームのプレイには支障ありません。
音声はswitchのヘッドフォン出力をテレビに入力しているせいなのか、音が小さくて気になりますね・・・

子供A
子供A
これなら十分、ゲームを楽しめるよ。
奥さん
奥さん
switchの音声ボリュームを上げないと、音が小さいねぇ。

HDMIとDVI-Dは同じデジタル方式なので、問題無くテレビ接続できましたね。

 

まとめ

今回は、古いテレビをswitchに接続して遊ぶ方法を紹介ました。
「VGA」「D端子(コンポーネント経由)」「DVI-D」接続の3パターンを試しました。

一番キレイだったのは「D端子(コンポーネント経由)」でした。
フルHDをサポートしている規格なので、これは当然の結果ですね。
でも、コンバーターに電源が必要だったり使うゲーブルが多いのがマイナスポイントです。

これに対して、VGA接続は補助電源無しで使えました。
(補助電源が必要な場合もあるかもしれません)
そして本当に意外だったのですが、古い規格のVGAなのに、けっこうキレイに映って感動しました。テストで使ったテレビは40型なので、もっと大きいテレビだと荒くなるかもしれませんが本当にびっくりしました。

DVI接続はHDMIと同じデジタル方式なので、コネクタ変換で映像は映りました。
でも音声がswitch本体のヘッドフォン出力を使うので、音声が小さくなってしまう点が気になりますね。

最後に調査結果から、古いテレビをswitchで接続するおススメの方法をまとめました。

古いテレビでも、手軽にswitchを楽しみたい人 VGA変換アダプターを使って、VGA端子をテレビに接続する
古いテレビでも、キレイにswitchを楽しみたい人 コンポーネント変換コンバーターを使って、D端子をテレビに接続する

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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