僕がいつも愛用しているのは、ニューバランスのスニーカーです。
なかでも「574」は、お手ごろな値段でカラーバリエーションが豊富なのが魅力ですね。
はきやすいスニーカーなのでタウンユースだけでなく、ウォーキングにも使っています。
この普段からはいているスニーカーですが、ちょっとした悩みがあります。
それは・・・ぱっと見た目はキレイなのに、かかとの部分が壊れてしまうということです。
・靴底のかかと外側の部分が、すり減ってしまう
・かかとの内側の生地が、すり切れてしまう。
見た目はまだまだ使えそうなので、DIYで修理したら見事に復活しました!
復活と言っても新品に戻るわけではありませんが、じゅうぶんに使っていけそうです。
この記事は、かかと部分がすり減ったスニーカーの直し方についてまとめました。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
修理の前にスニーカーをクリーニングします
かかと部分が壊れてしまった、ニューバランスのスニーカーです。
はき方が悪いのか、いつも生地が破れてしまいます。
キレイに左右の靴の外側だけがすり減っています・・・まずは修理の前に、スニーカーをクリーニングしていきます。
スニーカー用の、ブラシと消しゴムを使います。
スニーカーのスエードをブラシでこすって、汚れを落とします。
ブラシでやさしくこすります。次に、消しゴムでソールの汚れを落とします。
消しゴムを使うと、ソールがかなりキレイになります。消しゴムでソールの汚れを落としました。比較してみるとだいぶキレイになりました。
上側が消しゴムでキレイにしたスニーカーです。仕上げに、スエードにも使える靴用のシャンプーでキレイにします。
amazonや楽天市場では取り扱っていないみたいですね・・・
「シャンプースティック」という名前の製品で、ABCマートで購入しました。
手軽に使える靴用のシャンプーです。ブラシで汚れを落としたスエードに、シャンプースティックの先端を押し当てます。
泡立てたら、そのまま先端のブラシでやさしくこすります。
これ1本でシャンプーをつけて洗えるので、とても便利です。洗い終わったら、ウエスで拭き取るだけです。
あとはスエードを乾燥させましょう。
シャンプーしたら、ウエスで拭いて乾かしましょう。乾かしている時間に、ついでで子供のスニーカーも洗ってみました。
左側がシャンプースティックでキレイにしたスニーカーです。本題にもどります。スエードが乾いたら、ブラシでこすってスエードを整えます。
仕上げにスエードをブラシて整えます。これで修理前のクリーニングが完了しました。
すり減った靴底をシューグーで補修します
すり減った靴底はシューグーで補修しますが、右足と左足で症状が違いますね・・・
右足は黒いゴムの部分がすり減っています。
左足はもっと重傷で、白いソールの部分もすり減っています。
右足と左足で、すり減り方が違いますね。<<使うもの>>
・シューグー(ナチュラル色)
・アクリル絵の具(白色)
・シューグー(黒色)
・プラスチック板
・ビニールテープ
では、実際にかかとをシューグーで補修しましょう。
①プラスチック板をハサミで切って、かかと部分に固定する。
スニーカーのかかと部分にあてる板として、プラスチック板を使います。
ハサミで適当な大きさに切ります。
長さ15cm、幅4cmぐらいの大きさで2枚用意しました。切ったプラスチック板を、スニーカーのかかと部分に固定します。
写真ではガムテープを使いましたが、透明なビニールテープを使った方がいいです。
ガムテープだと裏側が見えないので、シューグーを塗る(盛る)量が分かりずらいです。
スニーカーのかかと部分に、プラスチック板を固定しました。②かかと部分にシューグーを塗る。
シューグーを塗り広げるのに、水にぬらした割りばしを使いました。
付属のヘラを使ってもいいですが、必ず水に濡らして使いましょう。
水に濡らさないと、割り箸やヘラにシューグーがくっついて塗りにくいです。
まずは左足の白いソールを補修します。
シューグー(ナチュラル色)に、少量のアクリル絵の具(白色)を混ぜ合わせます。
(白いソールと同じような色に近づくように配合します)
アクリル絵の具(白色)は、少量でもかなり白くなりました。プラスチック板を固定した左足スニーカーの「かかと部分」に、白色を混ぜ合わせたシューグーを塗っていきます。
プラスチック板で保護してあるので、多めに塗っても大丈夫です。
水で濡らした割りばしを使って、シューグーを塗りました。左足は白いソール部分が乾いてから黒色ゴムを補修するので、このまま乾燥させます。
次に右足を補修します。右足は黒色ゴムだけの補修なので、このままシューグー(黒色)を塗ります。
多すぎたら乾燥後に削ればいいので、多めに塗っていきます。シューグーを塗り終わったら乾燥させます。
だいたい12時間ぐらい乾燥させたので、右足のスニーカーを見てみましょう。
カッターでプラスチック板とソールの接着面を切っていきます。
プラスチック板を引っ張りながら切ると、はがしやすいです。補修した右足の黒色ゴムです。靴底側は、いい感じにシューグーを盛れたようです。
ソールの断面は・・・白いソール部分に少しシューグー(黒色)がついてしまいました。
まぁ足元なので、あまり目立たないということにしておきます。
ガムテープではなく透明なビニールテープを使っていたら、もっと上手に塗れたかもしれません。右足の補修はこれで終わりです。靴底の部分にシューグーのバリがあるので、ハサミで切って形を整えます。
靴底の部分はそのままです。歩いているうちにすり減っていくでしょう。これで、右足の靴底の補修は完了です!
次に左足の白いソールを見てみましょう。
カッターでプラスチック板をはがしてみると・・・なかなかいい感じにシューグーが塗れています。
白いソールと色がちょっと違いますが、そんなに目立たないと思います。では仕上げに黒色ゴムを補修します。
最初にプラスチック板を、かかと部分に固定します。
ガムテープだと裏が見えないので、透明なビニールテープを使いました。
透明なビニールテープで固定しました。補修した白いソールの上に、シューグー(黒色)を塗っていきます。
多すぎたら乾燥後に削ればいいので、多めに塗っていきます。シューグー(黒色)を塗りました。ソールの断面を見ると、白いソールの下に黒色ゴムが塗られていますね。
これで左足スニーカーのソールが復活するでしょうか?だいたい12時間ぐらい乾燥させたので、プラスチック板をはずしてみましょう。
おおっ!白いソールの上にシューグー(黒色)が重ねて塗ることができました。
なかなか上手に白いソールと、靴底の黒色ゴムが補修できたようです。
透明なビニールテープを使ったので上手に塗れたようです。では実際の補修結果を比較してみましょう。
ソール部分を見てみると、すり減った白いソールと黒色ゴムが復活しています。
上側が補修前の写真で、下側が補修後の写真です。靴底部分も、すり減った黒色ゴムが復活しました。
上側が補修前の写真で、下側が補修後の写真です。これでスニーカーのソールと靴底を補修できました!
かかとの内側の生地は、靴下で補修します
かかとの内側の生地が破れて、穴があいています・・・・
足を入れる時に、かかとの生地に強い負荷がかかっていたようです。スニーカーのインソールをはずして、破れた生地をハサミで切り取ります。
場所的にハサミが使いづらいです。左右のスニーカーの、破れた生地を切り取りました。
問題は、この部分をどうやって補修するかですね。
ずいぶんと大きな穴になってしまいました。かかとの生地を補修するには、ぴったりのシートが見つかりました!
切り取ったかかとの部分に、このシートを貼り付けます。
ところが、貼り付ける前に確認してみたところ、切り取った部分が大きすぎて使えませんでした・・・・
穴の位置がもうちょっと下の部分だったら、使えたかもしれません。というわけで、今回の補修には使えませんでした。
よくよく見ると、破れた位置がかかとの「ふち」に近い場所でした。
このスニーカーの「ふち」の形は丸みを帯びているので、そもそも革製のシートは使えなかったようです。
というわけで、めんどうですが代わりの生地を探して貼り付けることにします。
スニーカーの生地と同じ色の布を探したのですが、なかなか見つかりませんでした。
「にたような色の靴下」をセリアで買ってきて使うことにしました。
靴下の布ならスニーカーの生地にはぴったりだと考えました。靴下のつま先部分を切り落とします。
残った靴下の本体を、折り目に沿って切って2枚の布に分解します。
靴下をハサミで切って分解します。スニーカーの穴が大きいので、生地の幅は6cmにしました。
かかとの「ふち」の部分のカーブは、切り落としたつま先を利用してマークしました。
つま先部分は丸くなっているので、利用できます。どういうわけか靴下を切ると、靴下の表向きに丸まってしまいます・・・
ぴったりと足にフィットするように作られているんですね。
よく考えると、この丸まってしまう性質が今回はとても役に立ちます。
靴下の裏側を上になるようにかぶせれば、かかとの「ふち」の部分がめくれません。
勝手に丸くなる性質を利用すれば、接着も簡単そうです。かかと内側の補修で、切った靴下の生地を接着するイメージです。
なんとなく微妙な気もしますが、普段使いのスニーカーなので気にせず直していきます。
かかとの内側の補修後のイメージです。
では靴下の生地を貼り付けていきます。
いきなり生地全体を貼り付けると、細かい修正が難しいので少しずつ貼り付けます。
まずは、かかとの「ふち」の部分を貼り付けます。
はがれやすい「ふち」を最初に接着します。3~4時間くらい放置しました。しっかりと「ふち」の部分が接着できたようです。
靴下の生地が「ふち」側に丸くなるようにしたので、しっかりと接着できました。「ふち」の部分が接着出来たら、内側の生地の余分な部分を切ります。
靴底のラインに沿って、余計な部分を切ります。最後に、かかとの内側の部分を貼り付けます。
たっぷりと布用の接着剤を塗って貼り付けました。かかと内側の生地が接着できたら、インソールを戻して完成です!!
ようやく、かかと内側の生地が補修できました。では実際の補修結果を比較してみましょう。
かかと内側の破れや穴が、靴下の生地で補修できました。
上側が補修前の写真で、下側が補修後の写真です。これでスニーカーのかかと部分の補修が完成しました。
では早速スニーカーを履いてみましょう。
靴下の生地で補修した内側の部分ですが、特に痛みとかの感触はありません。
歩いてみても、シューグーで補修した靴底に違和感はありませんでした。
これなら、タウンユースで使うには問題無いですね。
かかとの「ふち」の部分をよく見ると、補修に使った靴下の生地の色が少しグレーが強いですね。ソールの部分は特に目立ちませんね。
「ふち」の部分は長ズボンのすそで、かくれますね。横から見た写真です。まぁ歩いていれば目立たないと思います。
これでニューバランスの574が、約3年ぶりに現役復帰できます。2023年夏に「このニューバランスの574」で、沖縄に行ってきました!
まだまだ現役で使えています。いつまで使えるか楽しみですね♪
DIY修理したニューバランスで沖縄に行ってきました!靴底のすり減りの予防対策を考えてみる
ようやく、かかとがすり減ったニューバランスのスニーカー(574)が修理できました。
これで日常生活で使うには大丈夫ですが、本来のスニーカー(574)の性能までは復活できていません。
そこで、ここまでスニーカーがダメージを受ける前に予防対策ができないかを考えてみました。ほぼ新品のスニーカー(ニューバランスの565)を見てみましょう。
体育館用として買ったスニーカーです。靴底を見てみると・・・かかとはすり減っていません。
靴底のかかと部分も、すり減っていません。このかかとが、白いソールが見えるくらいすり減ってしまうのです!
ならば・・・すり減る前に黒色ゴムを補強すればと考えました。
具体的には、かかとの黒ゴムの上にシューグー(黒色)を塗るだけです。
こうすれば、すり減る部分はスニーカーの靴底ではなく、塗っておいたシューグー(黒色)ということになります。すり減りの予防対策というよりも、スニーカーの靴底を守るためにシューグー(黒色)でカバーするイメージです。
見た目はイマイチですが、効果は抜群です!かかとの内側の生地ですが、ここに布を貼るわけにはいきませんね・・・
これは靴を履くときにやさしく足を入れるように気を付けるしかないですね。
まとめ
今回は、かかとがすり減って、生地が破れたスニーカーの修復方法をまとめました。
びっくりするくらいソールがすり減っていましたが、シューグーを使えば手軽にソールを再現できました。手軽に使えますが、注意点もあります。
・シューグーが衣服に付着しないように注意しましょう。
・シューグーを塗り広げにつかう割り箸などは、水に濡らして使いましょう。
(割り箸にシューグーがくっつくので塗りにくいです)
・ニオイがきついので、換気に注意しましょう。
かかとの生地の破れは、ちょっと苦戦しました。
補修用のシートを使おうとしましたが、形が合わずに断念して端切れの布を使いました。
布用の接着剤で貼りつけただけですが、今のところ問題無く使えています。
毎日使うスニーカーなので、耐久性については追記したいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

