楽しかったウィンターシーズンもとっくに終わり、季節は初夏へと移っております。
お世話になったスキーウェアは、来シーズンまで収納することになります。
ところが今年は、いつもの場所に収納できませんでした!
そうです。実は毎年、スキーウェアを子供部屋のクローゼットに収納していたのです。
子供が小さいときは良かったのですが、成長して服が増えてくると嫌がられるようになりました・・・やはり自分の部屋に家族のスキーウェアがあると邪魔なようです。
かなり昔に古いスキーウェアを袋にいれて物置に放置して置いたら、
劣化して粉だらけになった記憶があります・・・
やはりスキーウェアは、ハンガーでつるして保管するのがいいようです。
そこで、物置の空きスペースにハンバーパイプを設置することを思いつきました。
しかしネットで検索しても、設置方法は見つけられませんでした。
むむ・・自力で解決するしかないのか・・・
何度か試行錯誤の末に、ようやくDIYで物置にクローゼットを作ることができました!
物置の有効活用方法を紹介できればと思い、記事にまとめてみました。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
イナバ物置の改造方法を検討
こちらが我が家で使っている、イナバの物置です。
たくさん収納出来て、積雪にも耐えられる物置です。この物置の右下の棚板が空いていました。
棚板を外してみると、空きスペースにスキーウェアを収納できそうです。
このスペースにスキーウェアを収納したいです。なんとかしてハンガーパイプを設置できれば、スキーウェアをかけることが出来ます。
とりあえず棚板の設置方法を確認してみます・・・
棚板は4ヵ所のL字フックで柱に固定されていますね。
まずは右側の部分を見てみましょう。
右側は、向かい合った2個のL字フックがついています。次に左側を見てみます。
左側は、手前のL字フックの向きが違いますね。L字フックはしっかりと棚板を受け止めているので、強度は問題無いですね。
このL字フックを使って、ハンガーパイプを固定する方法を検討してみます。棚板の幅がハンガーパイプの長さになるので計測してみます。
ハンガーパイプの長さは、約85cmですね。棚板をのせるL字フックの距離(奥行き)を計測してみます。
このL字フックを利用しようと試行錯誤してみます。この4個のL字フックを利用して、ハンガーパイプを設置する方法を考えてみました。
スチールラックの部品の「カラーアングル」を使えば、L字フックにのせられそうです!
簡単な設計図を書いてみました。
「カラーアングル」を使えばハンガーパイプを設置できそうです!イナバ物置にクローゼットを作る方法
それでは実際に、イナバ物置にハンガーパイプを設置してみましょう。
下記が必要な材料です。
・カラーアングル(30 x 30 x 450mm) 2本
・カラーアングル フラットバー(30型 300mm) 2本
・補強金具(25×25×59mm) 3個
・ボルトナット(6×12mm)10セット
・ホワイトウッド角材(30 x 40 x 900mm) 1本
カラーアングルだけだと物置のL字フックに固定できないので、補強金具を使用します。
また、カラーアングルの長さが足りないので、フラットバーで長さを調節します。
これらを固定するには、ボルトナットを使います。
ハンガーパイプは丸い形が一般的です。しかし固定する金具が必要なので、コスパを考えてホワイトウッド角材を使いました。
物置内部の左右のL字フックに、カラーアングルを固定します。
まずは左側から作業しましょう。
左側のカラーアングルの取り付け方
左側のL字フックの位置を確認してみましょう。
左側のL字フックは、手前が横に向いています。左側奥のL字フックは、カラーアングルに取り付けた「補強金具」をのせます。
左側手前のL字フックは、カラーアングルの延長用に取り付けたフラットバーをのせます。
これが左側のL字フックに取り付ける部品です。カラーアングルに補強金具を、ボルトナットで取り付けます。
ボルトナットで補強金具をカラーアングルに取り付けます。カラーアングルの長さが足りないので、フラットバーで延長します。
長さが約66cmになるように、カラーアングルにフラットバーをのせます。
長さが約66cmになるように調整します。そしてボルトナットで2ヵ所を固定します。
カラーアングルにフラットバーをのせて、ボルトナットで固定します。左側のカラーアングルが出来上がったので取り付けてみましょう。
ちなみにL字フックに補強金具をぶら下げる使い方はできません。
バランスが悪くてL字フックが外れてしまいます・・・ぶらさげることが出来ないので、L字フックの上から補強金具をのせます。
L字フックに上から、補強金具をのせます。L字フックに上から、補強金具をのせました。
補強金具の穴にL字フックのツメがはまっています。左側手前のL字フックは横向きなので、L字フックの上にフラットバーをのせます。
L字フックの上にフラットバーをのせます。これで左側のL字フックにカラーアングルを取り付けられました。
左側のL字フックにカラーアングルを取り付けました。右側のカラーアングルの取り付け方
右側のL字フックの位置を確認してみましょう。
右側のL字フックは、2個とも向かい合っています。右側のL字フックは奥と手前側の両方とも、カラーアングルに取り付けた「補強金具」をのせます。
これが右側のL字フックに取り付ける部品です。カラーアングルの延長用のフラットバーに、補強金具をボルトナットで取り付けます。
フラットバーに補強金具をボルトナットで取り付けます。長さが約64.5cmになるように、カラーアングルとフラットバー、補強金具を固定します。
長さが約64.5cmになるように調整します。そしてボルトナットで2ヵ所を固定します。
ボルトナットで2ヵ所を固定します。右側のカラーアングルが出来上がったので取り付けてみましょう。
奥と手前のL字フックの上に、補強金具をのせます。
奥と手前のL字フックの上に、補強金具をのせます。これで右側のL字フックに、カラーアングルを取り付けられました。
右側のL字フックにカラーアングルを取り付けました。ハンガーパイプの取り付け方
最後にハンバーパイプを取り付けます。
今回つかうのはパイプではなく、ホワイトウッドの角材です。
カラーアングルにのせるので、パイプだと転がってしまうので角材にしました。
まずは棚板の幅と同じ約85cmにカットしました。
買ってきたホワイトウッド角材は90cmだったのでカットしました。カットしたホワイトウッド角材は、サンドペーパーで「ささくれ」を落としておきます。
(ささくれで手をケガしないためです)
このハンガーパイプとして使うホワイトウッド角材ですが、カラーアングルにのせるだけだと前後に動いてしまいます。カラーアングルにネジ止めしてもいいのですが、今回はボルトナットをストッパーにしてみました。
カラーアングルの真ん中付近に、ホワイトウッド角材の幅に合わせてボルトナットを取り付けます。
ボルトナットをホワイトウッド角材のストッパーにしてみます。左右のカラーアングルをL字フックに固定して、ハンガーパイプをのせてみます。
カラーアングルにハンガーパイプをのせました。物置の中にスキーウェアをつるすハンガーパイプを取り付けました。
これで物置のクローゼットが完成しました!
物置のクローゼットが完成しました!では実際にスキーウェアをつるしてみましょう・・・
おおっ。スキーウェアをつるしても、ハンガーパイプは安定しています!
スキーウェアをつるしてもハンガーパイプは安定しています。家族全員のスキーウェアを収納することができました!
家族全員のスキーウェアを収納できました。まとめ
今回は、イナバ製物置にハンバーパイプを設置してクローゼットにする方法を紹介しました。ネットで検索しても方法が見つからず、試行錯誤の末に完成しました。
棚板をはずしてスペースを確保しても、ハンバーパイプの設置に手こずりました。
左右4ヵ所のL字フックを、なんとかして使うしかなかったのです・・・
市販のハンガーポールやラックを購入して物置に入れるしかないかと思いましたが、
別の物置に置いてあった「カラーアングル」を使う方法を思いつきました。
「カラーアングル」単体では長さが足りなかったので、「補強金具」「フラットバー」を
組み合わせてハンバーパイプを設置することができました。
長いカラーアングルを使えばフラットバーは必要ありませんが、カラーアングルは金属製なのでカットするのが難しいです。
「カラーアングル」と「フラットバー」を組み合わせて長さを調整したほうがいいです。
あとハンバーパイプとして使ったホワイトウッド角材ですが、ケガ防止のためにサンドペーパーでこすって「ささくれ」を取っておきましょう。
この記事を参考にする場合は、ケガに気を付けて自己責任でトライしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


