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リファのアイロンがこわれた!電源コードの断線が原因ならハンダとシューグーで直した件

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奥さんが使っているヘアアイロンがこわれました・・・
高熱を発生させる器具なので寿命だと思ったのですが、たまに電源が入らないようです。
何となく使えていたようですが、ついに電源が入らなくなりました。

みっく
みっく
まぁ寿命だろうから新しいアイロンでも買ったら?
奥さん
奥さん
リファのヘアアイロンだから高いのね~どうしようかしら。

なに、ヘアアイロンは高いですと?それなら調べてみる価値はありますね。
内部の基盤やコンデンサなどの部品がこわれているなら無理ですが、電源コードの断線ぐらいなら直せそうです。と思ったら、やはり原因は電源コードの断線でした。

電源コードの断線部分を切り取ってハンダづけしたら、あっさり直りました。
どうやら、洗面台に縦置きで収納していたのがいけなかったようです。
束ねた電源コードの自重で、負荷がかかった部分が断線したようです。

リファ製のヘアアイロンを縦置きに収納すると、電源コードが自重で断線することを説明した写真。赤丸の折れ曲がった部分に負荷がかかるようです。

せっかくこわれたリファのヘアアイロンをなおしたので、記事にまとめてみました。
※電源コードをハンダづけするので、自信のない人はトライしないでください。

記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当

こわれた「リファ製アイロン」の状態

こちらが、奥さんの使っているリファ製アイロンです。

リファ製アイロンを撮影した写真。僕にはよくわかりませんが、とてもいいヘアアイロンらしいです。

電源ボタンを長押しすると電源ONするのですが、なぜか電源がはいりません。

リファ製アイロンの電源ボタンを長押ししても、電源が入らないことを説明した写真。電源ボタンを長押ししても、反応がありません・・・
みっく
みっく
ちょっと前まではなんとか使えていたんだけど・・・
奥さん
奥さん
ということは、基盤や部品の故障ではなさそうだねぇ。

・少し前まではなんとか使えていた。
・しかし使っているうちに、知らないうちに電源OFFすることがある。

何となく電源コードの断線があやしいですねぇ。
試しに電源コードを少し曲げてみると・・・おっ、ヘアアイロンが電源ONしました!

リファ製アイロンの電源コードを曲げると、電源ONすることを説明した写真。電源コードを少し曲げると電源ONしました!

これで場所が特定できました。ヘアアイロン本体根元の部分が断線しかかっています。

リファ製アイロンの電源コードの断線しかかっている部分を説明した写真。ヘアアイロン本体根元の部分が断線しかかっています。
みっく
みっく
この網みたいな部分の中の、電源コードが断線しているのね?
奥さん
奥さん
うん。この網を切り開いて、断線部分を切り取れば直りそうだよ。

断線した「リファ製アイロン」の直しかた

断線した場所が特定できました。この部分を切り取ってしまえば直せそうです。

・家庭用100Vが通電する電源コードのハンダづけを行います。
ハンダづけに自信がない人はトライしないでください。
トライする人は「自己責任」でがんばりましょう。

断線したリファ製アイロンの直し方ですが、次の手順で行います。

① ハサミで電源コードを切りはなす。
② ヘアアイロン本体根元の網をカッターで切る。
③ 電源コードを引き出して、断線部分を切り取る。
④ 本体側とプラグ側の両方の銅線にハンダを盛る。
⑤ 絶縁用の熱収縮チューブを、電源コードにセットする。
⑥ 電源コードをハンダづけする。
⑦ 熱収縮チューブをライターの火で収縮させる。
⑧ 切った網の部分をシューグーで補修する

そして、この作業で必要なものです。

では実際に、リファ製アイロンの断線を直していきましょう。

①ハサミで電源コードを切りはなす。

ハサミで電源コードを切ります。
とっても簡単ですが、ここからは後戻りできません・・・

リファ製アイロンの電源コードを、ハサミで切り取った写真。思い切ってハサミで切りましょう。

プラグ側の電源コードの被膜を取って、内部の銅線をむき出しにします。

リファ製アイロンの電源コードのプラグ側の被膜を切り取った写真。銅線を切らないように慎重に作業しましょう。

②ヘアアイロン本体根元の網をカッターで切る。

ヘアアイロン根元の網の部分を見てみると・・・なんと、ひび割れています。
これは・・・縦置きで収納していたのがマズかったようです。

リファ製アイロン本体根元の、保護カバーがひび割れている写真。保護カバーがひび割れているので、内部の電源コードもダメージをうけているはずです。

この網の部分をカッターで切ります。

リファ製アイロン本体根元の、保護カバーを切る位置を説明した写真。この網の部分をカッターで切ります。

 

③電源コードを引き出して、断線部分を切り取る。

網の中から電源コードを引き出しました。

リファ製アイロン本体根元の保護カバーから、電源コードを引き出した写真。網の中から電源コードを引き出しました。

そして断線しかかっている部分を、ハサミで切り取ります。

リファ製アイロン本体根元の保護カバーから引き出した電源コードの、断線している部分をハサミで切り取った写真。ハサミで切ったら、本体側の電源コードの被膜を切り取って銅線をむき出しにします。

 

④本体側とプラグ側の両方の銅線にハンダを盛る。

電源コードをハンダづけしやすいように、本体側とプラグ側の両方の銅線にハンダを盛ります。ハンダを乗りやすくするために、プラグ側の銅線にフラックスを塗ります。

プラグ側電源コードの銅線に、フラックスを塗っている写真。フラックスを塗ると、ハンダが乗りやすくなります。

プラグ側の銅線にハンダを盛ります。

プラグ側電源コードの銅線に、ハンダごてでハンダを盛っている写真。火傷に注意してハンダごてをあてましょう。

今度は本体側です。本体側の銅線にフラックスを塗ります。

本体側電源コードの銅線に、フラックスを塗っている写真。 本体側の銅線にもフラックスを塗ります。

本体側の銅線にハンダを盛ります。こちらは電源コードが短いので慎重に作業します。

本体側電源コードの銅線に、ハンダごてでハンダを盛っている写真。電源コードが短いので失敗しないようにします。

本体側とプラグ側の銅線に、ハンダを盛りました。

本体側とプラグ側の両方の銅線にハンダを盛った写真。あらかじめ両方銅線にハンダを盛っておきましょう。

 

⑤絶縁用の熱収縮チューブを、電源コードにセットする。

適当な長さに切った熱収縮チューブを3本用意します。
このうち2本は電源コードの銅線の絶縁に使います。
最後の1本は、長めにさいたプラグ側の電源コードを束ねるために使います。

本体側とプラグ側の銅線をハンダづけする前に、絶縁用の熱収縮チューブをプラグ側の
電コードにセットしておきます。

プラグ側の電源コードに熱収縮チューブをセットした写真。銅線をハンダづけした後では熱収縮チューブをセットできません。ハンダづけ前にセットします。

 

⑥電源コードをハンダづけする。

本体側とプラグ側の両方の銅線をハンダで接続します。
それぞれの銅線にはハンダを盛ってあるので、ハンダごてをあてればくっついてくれます。

本体側とプラグ側の両方の銅線をハンダで接続した写真。本体側とプラグ側の両方の銅線をハンダで接続しました。

ここで通電するかテストしてみます。ハンダづけした銅線部分を熱収縮チューブでカバーしてから、プラグをコンセントに差し込みます。
電源ボタンを長押しすると・・・おおっ、電源ONしてモニターが表示されました!

断線部分を切り取って修理したリファ製アイロンの通電テストで電源ONした写真。通電テストはOKのようです。

 

⑦熱収縮チューブをライターの火で収縮させる。

通電テストはOKでした。熱収縮チューブをライターの火であぶって収縮させます。
ヒートガンを使えば安全なのですが、我が家には無いのでライターで代用しました。

ハンダづけした銅線部分をカバーした熱収縮チューブを、ライターの火であぶって収縮させている写真。ドライヤーで試しましたが、収縮しなかったのでライターを使いました。

ハンダづけした部分が、熱収縮チューブで保護されました。

ハンダづけした銅線部分を熱収縮チューブでカバーした写真。電源コードと同じ白色の熱収縮チューブなので目立ちにくいですね。

2本の電源ケーブルを覆うように、もう1本の熱収縮チューブを重ねます。

熱収縮チューブでカバーした2本の電源ケーブルを、さらにもう1本の熱収縮チューブで覆った写真。もう1本の熱収縮チューブを重ねます。

ライターの火であぶって2本の電源ケーブルをくっつけました。

熱収縮チューブでカバーした2本の電源ケーブルを、さらにもう1本の熱収縮チューブでカバーした写真。これで1本の電源コードになりました。

 

⑧切った網の部分をシューグーで補修する

ハンダづけした部分を熱収縮チューブで保護したので、電源コードのサイズが太くなってしまいました。太くなったので、本体根元の網の部分に入りません。

ハンダづけして修理した電源コードがヘアアイロン本体根元の網に入らないことを説明した写真。太すぎて元には戻りません。

そこで、傷口をシューグーで補修することにしました。

電源コードの断線を修理したリファ製アイロンとシューグーを撮影した写真。傷口をシューグーで補修してみます。

傷口にシューグーを盛ります。

電源コードの断線を修理したリファ製アイロンの根元部分にシューグーを塗っている写真。傷口にシューグーを盛ります。

水で濡らした割りばしで、シューグーの形を整えます。

水で濡らした割りばしで、シューグーの形を整えている写真。乾いた割りばしを使うとシューグーがくっついてしまうので、水に濡らして使いましょう。

そして1晩放置しました。シューグーが固まって電源コードの保護力もよさそうです。

電源コードの断線を修理したリファ製アイロンの根元部分をシューグーで保護した写真。いい感じに傷口をシューグーで補修できましたが・・・色がイマイチですね。
みっく
みっく
傷口が目立つね・・・白色のシューグーを使えばよかったかなぁ。
奥さん
奥さん
見た目なんて、ぜ~んぜん問題なし!リファのアイロンが使えればOK♪

う~ん、何となく色合いがイマイチでしたが、使う人(奥さん)は気にしないようですね。
実際に使ってもらいましたが、機能的にはバッチリ直ったようです。

電源コードの断線を修理したリファ製アイロンを使っている写真。修理結果に奥さんも大満足のようです。

まとめ

今回は、断線したリファ製アイロンの修理方法を紹介しました。
断線した場所さえ特定できれば、切り取ってハンダづけするだけのDIY修理です。

一番苦労したのは「白色の熱収縮チューブ」を見つけることでした。
絶縁用ということもあり、黒色の熱収縮チューブが圧倒的に多かったです。
カラータイプの熱収縮チューブもありましたが、赤色や黄色が多くて白色は少ないですね。

断線だけだったので修理できましたが、内部の基盤や部品がこわれてしまった場合には素直に買いなおしたほうがいいと思います。

 

とりあえずリファのヘアアイロンを縦置きに収納するのはやめましょう。
本体根元の電源コードが断線するおそれがあります・・・

この記事を参考にする火傷や感電に気を付けて、自己責任でトライしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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