コロナ禍の影響で家族で出かける時も、食事をする場所を気にすることが多いと思います。
我が家は車で出かけることが多いので、ランチは車の中で食べるようになりましたね。
スキーに出かけるときは、朝早く起きてホットサンドやサンドイッチを作っています。
感染症対策をしつつ、経費の節約にもなるので一石二鳥ですかね。
その車の中のランチは、DIYで作った「2列目シートのテーブル」が大活躍しています。
サンドイッチだけでなく、飲み物やおやつもテーブルに置けるので子供達には好評です。
でも、このテーブルは2列目シートに座っている子供達専用なのです。
親が座る1列目シートにはテーブルはありません。
丸いハンドルと、テーブルとして使えないダッシュボードが広がっているだけです
特にカップラーメンを食べるのは、とても苦労しました。
(エアテーブル状態なのに、子供達がおかわりとかココア作ってとか言ってくる・・・)
子供達がランチを食べている時には、親だって一緒にランチを食べたい!!
という気持ちから、1列目シート用のテーブルを作ることにしました。
前に作った「2列目シート用のテーブル」のアイデアを流用したので簡単に作れました。
簡単に作りましたが効果は絶大でした。小さいテーブルですが、安心して運転席でカップラーメンが食べられますよ。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
テーブルを設置する場所をきめる
わが家の車はvoxyです。テーブルを使いたい場所は1列目シートです。
2列目シート用のテーブルは完成していますが、さすがに同じ大きさでは作れませんね。
運転席にはハンドルがあるので、そんなに大きなテーブルは使えません。
では、1列目シート用のテーブルはどのように置けるでしょうか?
voxyの1列目と2列目シートには、ひじ掛け(アームレスト)がついています。
2列目シート用のテーブルは、このひじ掛けに「カラーアングル」をのせて固定して使っています。このカラーアングルは1列目のひじ掛けまで伸びているので、運転席と助手席の間にテーブルが設置できます。
このように設置したテーブルは、おそらく補助用として使うことになると思います。
自分たちもランチを楽しみながら、子供のサポートで飲み物も用意できるという使い方ですかね。
設置するテーブルの大きさきめる
設置場所が決まったので、テーブルのサイズを決めていきます。
運転席と助手席の間に設置するので、テーブルの幅は運転席と助手席の隙間と同じになります。テーブルの長さは、2列目シート用のテーブルから1列目シートのひじ掛けまでの長さになります。
このことからvoxyの場合は、テーブルの長さは60cm、幅は27cmになりました。
では実際に設置するイメージで、簡単な設計図を書いてみましょう。
DIYで1列目シート用テーブルの作り方
まずは、必要な材料と道具を用意しましょう。
<< 材料 >>
・ファルカタ集成板…1枚(60cm x 30cm x 1.3cm)
・L字金具…4個
・ビス…8個(M2.4 x 10mm)
<< 道具 >>
・電動サンダー(手動で研磨すると気が遠くなります)
・ドライバー
・ニス(和信ペイントのソリッドカラー)
・スポンジ(ニスを塗るのに使います)
・ポリウレタン手袋(手が汚れるのを防ぎます)
・400番と800番のサンドペーパー(ニスを塗ったあとの仕上げ用です)
※今回使用したものと同じタイプの、お手軽な電動サンダーです。
※こちらは、本格的な電動サンダーです。
※テーブルに塗った水性ニスです。スポンジなどで手軽に塗れます。
※テーブルに塗った水性ニスが乾燥した後に、仕上げとして使います。
①ファルカタ集成板とパイン材をカットする。
ファルカタ集成板は、幅を30cm → 27cmにカットします。
木材をホームセンターで購入する場合は、カットもお願いできますよ。
カットした幅3cmの板は、ひじ掛けに固定する枠に使うので回収しましょう。
次に、ひじ掛け用に固定する枠を作ります。
カットして残ったファルカタ集成板を、10cmの長さに切ります。
②テーブルの天板を研磨する
購入したファルカタ集成板を、電動サンダーで研磨します。
表面がつるつるしているように見えますが、じつはささくれています。
思わぬ事故(トゲがささる)を防ぐためと、ニスとキレイに塗るために研磨しましょう。
板のカドの部分も、ケガの防止のために研磨して丸くします。
ひじ掛け用に固定する枠もサンダーで研磨します。
③テーブルの天板にニスを塗る
ファルカタ集成板の研磨が終わったら、ニスを塗ります。
テーブルとして使うので、汚れ防止の意味でニスを塗っていきます。
手軽に済ませたいので、和信ペイントのソリッドカラーを使います。
このニスは水性なので安全です。しかもハケを使わずに、ウェットテッシュやスポンジで塗れるのでお手軽です。特にスポンジを使って塗るのがおススメです。
軽く濡らしたスポンジにソリッドカラーをつけて、板にこすりつけるように塗ります。
写真ではスポンジが無かったのでウェスを使っていますが、スポンジの方が塗りやすいです。
全体に塗ったら1時間くらい乾燥させます。
その後、もう1回全体に塗ります(2度塗りします)。
塗り終わったら約6時間、しっかり乾燥させます。
ソリッドカラーを2度塗りして、乾燥させました。
ソリッドカラーをしっかり乾燥させたら、表面をウェスで拭いていきます。
表面をウェスで拭いたら、表面をかるく研磨して仕上げます。
最初に400番のサンドペーパーを使います。
かまぼこの板くらいの大きさの木材にサンドペーパをくるみます。
そして優し~く、木目に沿ってこすります。表面のザラザラがとれていきます。
次に、800番のサンドペーパを使って仕上げます。
同じように木材にくるんで、優しく木目に沿ってこすります。
これで、天板の完成です!きれいなグリーン色に染まりました。
テーブル用のファルカタ集成板にはソリッドカラーを塗りますが、ひじ掛けに固定する枠には塗りません。ソリッドカラーを塗ると、摩擦でひじ掛けに色がついてしまうのでやめましょう。
④テーブル天板に、木の枠を取り付ける
ではさっそく、完成したテーブルの天板を置いてみましょう。
おおっ、設計通りに運転席と助手席の間に置けましたね!
実際にテーブルの天板をカラーアングルに置いて、枠を取り付ける位置をマークします。
マークした位置に、L字金具でパイン材を固定します。
テーブルの天板にひびが入らないように、ゆっくりとビスをいれてパイン材を固定します。
では、実際にテーブルを設置してみましょう。
2列目シート用のテーブルを準備した状態で、1列目シート用のテーブルを設置します。
おおっ、運転席と助手席の隙間と2列目シートに、T字型のテーブルが出来上がりました!
テーブルの裏側を見ると、枠でひじ掛けに固定されています。
1列目用のテーブルは少し狭いですが、ランチを楽しみながら子供のサポートが出来ます。
まとめ
今回は車の中で、さらに快適にすごせるようにDIYでテーブルを作ってみました。
前に2列目シート用のテーブルを試行錯誤して作ったので、その経験が生かせました。
2列目シート用のテーブルで十分だと思っていたのですが、まさか車内でランチをする時間が増えるとは思っていなかったですね。
とにかく車の中は家の中と違ってテーブル1つ作るだけでも大変でした。
前回の経験があったので、このテーブルは構想から完成まで約1週間でした。
予算も、そんなにかかりませんでしたよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。