2022年が始まりました。新しい年を明るい未来に向かって、気持ちよくスタートさせたいですね。「明るい」といえば、我が家には去年からの「照明のLED交換」という宿題が残されているのです。
じつは電球や蛍光灯を、今でも現役でつかっているのです。
というのも、特に必要に迫られなかったからですね。普通にスイッチONして明かりがつけばいいですし、暗くなってきたら蛍光灯を交換すればOKでしたから。
ところが、蛍光灯の交換では対応できない状況になってきました。
リビングのシーリングライトの明かりが暗くなったので、蛍光灯を交換しましたが明るくないのです!!
どうやら蛍光灯の問題ではなく、シーリングライト本体(照明器具)の寿命のようでした。
そう考えると10数年は使っているので、部品(安定器やソケット等)が壊れても不思議ではありません。
ついに先延ばししてきた宿題(照明のLED交換)をする時がきたようです。
実際に電球や蛍光灯をLEDに交換してみたのですが、すごく明るくてビックリしましたね。
しかもリモコンがついていて、これで照明ON/OFFや明るさ調節ができて便利です。
電球やシーリングライトのLED交換は、ホントに簡単でした。
ベースライトの場合はちょっと難しいというか、電気工事士の資格が必要になります。
この場合は、蛍光灯だけをLED蛍光灯に交換するという方法もあります。
というわけで、この記事では照明のLED交換についての方法をまとめてみました。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
電球をLED電球に交換する方法
【ワットとルーメン】LED電球の選びかたについて
電球をLED電球に交換するのは簡単です。
電球をとりはずして、LED電球をはめるだけです。
しかし、ちょっと難しいのが交換するLED電球の選びかたです。
電球の明るさの基準には消費電力の40Wや60Wといったように「ワット」を使っていました。これに対してLED電球は「ルーメン(lm)」という明るさの基準を使っています。
電球のW型とLED電球のルーメンの比較は、次の表のようになっています。
電球のW型 | LED電球(E17口金) | LED電球(E26口金) |
60W型 | 約760ルーメン | 約810ルーメン |
50W型 | 約600ルーメン | 約640ルーメン |
40W型 | 約440ルーメン | 約485ルーメン |
25W型 | 約230ルーメン | ———- |
電球がそのままソケットについている場合の交換方法
これが一番かんたんですね。
①いま使っている電球と同じ「明るさ、口金」のLED電球を用意する。
⇒明るさ(W型相当)、口金(E17/E26)
②電球を左にまわして、古い電球をソケットからはずす。
③LED電球を右にまわして、ソケットにはめる。
これだけです。スイッチONすると、交換したLED電球に明かりがつきました。
ダウンライトや、カバーがついている電球の交換方法
LED電球の光は熱くなりませんが、電気を流すので電源部分は発熱します。
このため電球がむきだしでソケットについている場合は気にしなくてもいいですが、
ダウンライトやカバーがついている電球の場合は、対応したLED電球を選びましょう。
ダウンライトに使える、断熱材施工器具タイプのLED電球です。
カバーがついている場所に使える、密閉型器具タイプのLED電球です。
こちらも交換自体は、かんたんです。
「断熱材施工器具」「密閉型器具」の表示のあるLED電球を用意しましょう。
①いま使っている電球と同じ「明るさ、口金」のLED電球を用意する。
⇒明るさ(W型相当)、口金(E17/E26)
②電球を左にまわして、古い電球をソケットからはずす。
③LED電球を右にまわして、ソケットにはめる。
スイッチONすると、ダウンライトに明かりがつきました。
シーリングライトの蛍光灯をLEDに交換する方法
シーリングライトの蛍光灯をLEDに交換する方法は2つあります。
(1).蛍光灯のみを「シーリングライト用LED」に交換する方法
メリット | シーリングライト本体を取り外す必要が無いので、かんたん。 |
デメリット | シーリングライト用LEDは、そこそこ値段が高い。 シーリングライト本体の部品が故障した場合には、使えません。 |
(2).本体ごと「LEDシーリングライト」に交換する方法
メリット | 長年つかっていた、古いシーリングライトが新品に変わります。 |
デメリット | 交換して不要になった、シーリングライトの処分がめんどうです。 |
シーリングライトが新しめの場合は蛍光灯をシーリングライト用LEDに交換してもいいと思いますが、10数年も使っているシーリングライトの場合は思い切ってLEDシーリングライトに交換したほうがいいと思います。
シーリングライト本体自体の寿命も切れそうなので、LEDシーリングライトに交換ました。シーリングライトの交換には天井まで手を伸ばす必要がありますが、イスなどを使えばかんたんに交換できますよ。
①部屋の大きさにあったサイズのLEDシーリングライトを選ぶ。
②古い蛍光灯シーリングライトをはずす。
③天井についている配線器具に、LEDシーリングライトのアダプタを取り付けます。
④天井のアダプタに、LEDシーリングライト本体を取り付けます。
⑤LEDシーリングライト本体にカバーを取り付けます。
⑤となりの部屋もLEDシーリングライトに交換する場合は、リモコンのchを変更する。
(リモコンで操作すると、となりの部屋にも干渉します・・・)
ベースライトの蛍光灯をLEDに交換する方法
さぁここからが問題です。
天井に配線器具がついているシーリングライトは交換がかんたんでした。
ところが、ベースライトは天井からの電源ケーブルを直接配線する必要があります。
危険なので「電気工事士の資格」を持っている人しか交換できません・・・
我が家のキッチンには天井と手元灯の2ヵ所にベースライトが使われています。
このベースライトの蛍光灯をLEDに交換する方法も2つあります。
蛍光灯のみをLEDに交換する
メリット | ベースライト本体を取り外す必要が無いので、かんたん。 ※電気工事士の資格が無くてもできます。 |
デメリット | LED蛍光灯は、そこそこ値段が高い。 ベースライト本体の部品が故障した場合には、使えません。 |
キッチンの手元灯は家を建ててから10数年で、ほとんど使ったことがありません。
蛍光灯を交換したこともありませんし、つければ明るく光ってくれます。
ベースライト本体も故障していないようなので、手元灯は蛍光灯のみをLEDに交換しようと思います。
ところが蛍光灯は、点灯方式によって3つのタイプがあります。
この点灯方式に対応した、LED蛍光灯に交換する必要があります。
点灯方式 | 型番 | 特徴 |
グロースタータ形 | FL | 点灯管(グローランプ)が必要なタイプの蛍光灯です。 |
ラピッドスタート形 | FLR | 点灯管が必要ないタイプの蛍光灯なので、すぐ点灯します。 |
インバータ形 | FHF | 高周波で点灯するタイプの蛍光灯で、省エネで明るいです。 |
我が家のキッチンの手元灯は、グロースタータ形(FL)でした。
スイッチのひもを引くと、少し遅れて蛍光灯が光るタイプですね。
点灯管(グローランプ)の働きで蛍光灯が光るのに、少し時間がかかります。
一般的に一番多く使われているタイプだと思います。
では、さっそくLED蛍光灯に交換してみましょう。
①蛍光灯の記号を見て、同じサイズと点灯方式のLED蛍光灯を選ぶ。
②手元灯のカバーをはずして、古い蛍光灯と点灯管をはずす。
※蛍光灯を上側に回転させてから、手前に引いて外しました。
③LED蛍光灯と、スターターを取り付けます。
④手元灯のカバーを戻して、作業終了です。
ひもを引いてスイッチONすると、手元灯の明かりがつきました。
道具を使うこともなく、かんたんに交換できましたね。
蛍光灯と比べるとLEDはスイッチONで、すぐに光りますね。
ふだんからあまり使わないベースライトなら、LED蛍光灯に交換するのが早いです。
本体ごとLEDベースライトに交換する
メリット | 長年使ってきたベースライト本体が、新品に交換できます。 |
デメリット | ベースライトの交換は、電気工事士の資格が必要です。 交換して不要になった、ベースライトの処分が面倒です。 |
キッチン天井のベースライト本体は、蛍光灯を交換しても明るくなりません・・・
どうやら寿命のようですね。
こまったことに、僕は電気工事士の資格を持っていないのでDIY交換は出来ません。
資格の壁が立ちはだかります・・・悩んでいると救世主が身近にいました。
はい。なんと奥さんのお父さんが有資格者でした。聞いてみるものですね~
さっそく、キッチン天井のベースライトの交換をしてもらいました。
いま使っているベースライトは、オーデリック製で40Wの蛍光灯を2本セットするタイプでした。(サイズが大きいだけでなく、すごく重いです)
この「40Wの蛍光灯2本」の明るさをカバーするLEDベースライトとして、
パナソニック製一体型LEDベースライト「XLX440AEN」を購入しました。
ベースライト本体の交換は、ちょっと手間がかかります。
①いま使っているベースライトと同じくらいのサイズ、明るさのLEDベースライトを選ぶ。
※パナソニック製一体型LEDベースライト「XLX440AEN」にしました。
②天井の下地に位置をしらべる。
ベースライトは、天井の石膏ボードの裏側に下地(木の柱)がある場所に木ネジで固定します。下地の無い場所には木ネジ固定できません。
石膏ボードがはがれてしまうかもしれないので、下地をしっかり調べましょう。
天井には写真の黄線のように、下地(木の柱)があります。
我が家では、それとは別に写真の緑線の場所にベースライト固定用の下地がありました。
(ちょっと平衡感覚がズレたような線になっていて、すみません)
写真中のマスキングテープは、下地の位置を調べたときに貼ったものです。
③キッチンのブレーカーを落とす。
通電した状態でベースライトの電源ケーブルを外すのは危険です。
ブレーカーを落として、安全に作業しましょう。
④ベースライトの蛍光灯をはずす。
蛍光灯が天井の高さから落ちると割れてあぶないので、はずしておきます。
⑤電源ケーブルをはずす。
電気工事士の資格が必要な作業ですね。
はずし穴(この器具では白いボタンでした)をドライバーで強く押しながら、
天井からの電源ケーブルを引き抜きます。
⑥ベースライト本体をとりはずす。
⑦LEDベースライト本体を取り付けます。
⑧LEDベースライト本体に、天井からの電源ケーブルを接続します。
⑨ベースライト本体にライトバーを取り付けます。
スイッチONすると、交換した天井のLEDベースライトの明かりがつきました。
今回は、電気工事士の資格を持った「奥さんの父親」のおかげで交換できました。
救世主が身近にいない方は、専門の業者さんに依頼しましょう。
まとめ
ここ数年の宿題だった「照明のLED交換」の検討と手順を紹介しました。
実際にやってみるとLEDベースライト以外は、かんたんに交換できました。
電球のソケットや天井の配線器具といった、規格化された接続器具を使っているからです。
ベースライトは直接電源ケーブルを配線する必要があるので、電気工事士の資格が必要なのでしょう。ベースライトでも接続方法が規格化されていればなぁ~と思いました。
みなさんの家庭でも、照明のLED交換の参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。