スキーやスノーボード用品は、大きいので収納に困りますね。
冬は使いますが夏の間は使う事がないので、家の中には置くと邪魔扱いされます。
我が家では庭にイナバの物置を置いて、この中に収納しております。
この大活躍の物置ですが、数年前に大雪が降ったせいで少し壊れております。
何と「ドアのカギがかけられない」のです。
正確にはカギをかけても、レバーをOPENにまわすとカギがあいてしまうのです・・・
まぁドアをしめる時に何回かカギをかけているとロックされるので放置しておりました。
しかしここに来て、何回トライしてもカギがかからなくなりました。
さすがに施錠しないまま放っておけないので、原因を調べて対策してみました。
気になる原因は・・・物置が少しゆがんでいて、ドアがぴったりしまらなくなっていました!ドアがぴったりしまらないので、ドアは完全にロックできません。
ドアを完全にロックできないので、カギがかからなくなっていました・・・
この対策としてドアをロックするフックを少し削ることで、ドアのカギがかかるようになりました。
物置の施錠ができるようになったので、方法を記事にまもめてみました。
実際にDIT修理する人は、自己責任でお願いします。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
物置のカギが、かからない原因について
こちらがスキーやスノーボード用品を収納している物置です。
イナバ製の物置に、スキーやスノーボード用品を収納しています。物置のドアには、丸いレバーとカギ穴がついています。
ドアをしめてカギをかける手順は、以下になります。
①丸いレバーを左にまわしてドアを固定する。
②カギを右にまわしてロックする。
説明の必要がないくらいのシンプルな構造です。ドアをしめてカギをかけても、丸いレバーをまわすとカギがあいてしまうのです・・・
ぱっと見は赤色に変化します。施錠されたように見えますが、あいてしまいます。調子悪くても、何回かカギを回しているとロックできたので放置していました。
しかし冬になって、スキー用品を出したり戻したりしていたらロックできなくなりました。
このまま放っておけないので原因を調べてみます。
といっても全然分かりません・・・
ふとドアをよく見てみると、上側と下側でドアのしまる位置が違っています。
ドアの上側はぴったりしまっていますが、下側は少しすき間があります!
なんとドアの下側には、少しすき間がありました。物置のドアをしめて固定するには、丸いレバーを左にまわします。
丸いレバーを左にまわすとフックが出てきて、柱の穴に入ってドアが固定されます。
フックが柱の穴にはいることで、ドアが開かないように固定されます。ここでドアがあいている時としめた時の、丸いレバーの状態を比較してみました。
なんとドアをしめた時には、丸いレバーが垂直になりません!
垂直にならないので、ドアを完全に固定できていませんでした。ドアを完全に固定した場合(丸いレバーが垂直になる)に、カギをかけられる仕組みです。固定が完全でない場合(丸いレバーが斜めのまま)は、カギが不完全なので丸いレバーを
まわせばドアがあいてしまうのです。
どうしてこんなことになったのか・・・
ドアの下側にすき間があるということは、物置が少しゆがんでいるということになります。
絵で書いてみると、このような状態になっていると思われます。
物置がゆがんだので「フックが奥までさしこめない」ことが原因のようです。
ドアを完全にロックさせる修理方法について
原因が分かれば対策も考えられます。
フックが柱の穴にしっかりと入ればOKなので、対策は以下の2つ考えられます。
①フックがぶつかる場所(柱)に穴をあける
柱にフックの先端がぶつかるので、そこに穴をあけてしまおうという作戦です。
フックの先端部分が穴から飛び出すので、確実に丸いレバーはCLOSE側にまわるはず。
しかし金属製の柱に穴なんてあけられるか不明ですね・・・
ここに穴をあければ、フックは奥までさしこめるはずです。②フックのぶつかる部分を削る
柱はそのままにして、フックのぶつかる部分を削ってしまおうという作戦です。
ぶつかる部分を削ってしまうので、確実に丸いレバーはCLOSE側にまわるはず。
しかし、フックも金属製なので削れるでしょうか?
フックの曲がっている部分を削ってしまえばよさそうです。でも物置本体に穴をあけるのは、ちょっとリスクがありますね。
いろいろ考えた結果、フックの曲がっている部分を削ることにしました。
金属製のフックを削り取る方法
フックを削るので、このカギの部分をドアから取りはずします。
ドアの内側からみると、4個のネジで固定されています。
プラスドライバーで4個のネジをはずします。簡単にカギの部分がはずれました。
ドライバー1本で簡単に取りはずせます。このフックの曲がっている部分を削っていきます。
金属ですが、簡単に削り取れるでしょうか?金属用のヤスリを使って、地味に削ることにしました。
ひたすら金属を削る・・・気が遠くなりそうな作業です。かかった時間ですが・・・・はい。30秒であきらめました。
地味な作業で、どのくらいの時間がかかるか見当もつきませんね。
ここで文明の利器「ディスクグラインダー」を使うことにしました。
機械を使って、さっさと削り取ることにします。このディスクグラインダーは古いので、電源ケーブル付きのタイプです。
丸い部分が砥石になっていて、ここが回転して削ることができます。
ディスクグラインダーは、Amazonでも売っていますね。
バッテリータイプのディスクグラインダーもありました。
こちらは電源ケーブルがないので、作業しやすいです。
ディスクグラインダーで削る部品は、必ず何かに固定して削りましょう。
そして、ディスクグラインダーを両手で持って少しずる削っていきます。
金属を削ると、砥石が回転する方向に火花が飛び散るので注意しましょう。
万力がなかったので、今回は庭の大きな石でカギの部品を固定しました。
本当は万力で固定するのがベストだと思います。さぁ、ディスクグラインダーを電源ONします。
「ギュゥィィィィン・・・ンンン!」かなりの騒音と砥石の回転する衝撃です。
これなら金属製のフックも余裕で削りとれるでしょう。
両手でしっかりとディスクグラインダーを固定して削っていきます。少しずつフックの状態を見ながら削っていきます。
力を込めて削ると、火花が飛び散ります。気をつけましょう。フックの曲がった部分は、約1分くらいで削れました。
ディスクグラインダーを使って、あっという間に削り終わりました。バリでケガしないように、金属用のヤスリでバリを落とします。
バリくらいならヤスリで簡単に落とせます。バリを落としたので、物置のドアのカギをかけられるかテストしてみましょう。
裏側はネジ止めせずにテストしてみます。物置のドアをしめて丸いレバーを左にまわしてみます・・・
おおっ、丸いレバーは垂直になりました!
フックを少し削ったので、フックが柱の穴の奥まで入るようになりました。
丸いレバーが垂直になりました。ではカギをかけてみましょう・・・しっかりロックできました。
丸いレバーを左にまわしても、ロックされていてドアはあきません!
フックを少し削って、物置のドアをDIY修理できました。テストの結果がOKだったので、ドアのカギの部品を元にもどしましょう。
プラスドライバーで4個のネジをしめていきます。カギの部分をドアに戻しました。物置のドアは・・・正常に施錠できるようになりました!
丸いレバーをまわしても、もうカギはあかなくなりました!まとめ
今回は、カギがかからなくなった物置のDIY修理について紹介しました。
まさか物置が少しゆがんでいるとは思いませんでした。
本当は物置のゆがみをなおしたかったのですが、力いっぱい押してもびくともしませんでした・・・そこでしかたなく施錠できる状態に戻すことにしました。
ドアを固定するフックがしっかり閉まり切らなかったので、
このフックが柱にぶつかる部分を削り取ることにしました。
最初はヤスリを使ってみたのですが、地道な作業に心が折れました。
電動のディスクグラインダーを使ったら、あっという間に削ることができました。
ディスクグラインダーは高速で回る砥石でケガをしたり、飛び散る火花でヤケドすることもあるので気を付けて使ってください。
この記事を参考にしてDIY修理をする人は、ケガに注意して自己責任でトライしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

