山梨県を代表する山と言えば富士山ですが、山梨県北杜市を代表する山に八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳があります。今回は甲斐駒ヶ岳に着目しまして、甲斐駒ヶ岳がきれいに見える場所4か所を巡るドライブコースを紹介します。車で移動しますので、当然ですが以下の場所は車が停車できる場所です。
①日野春駅前通り
画家さんを見かけるエリアです。甲斐駒ヶ岳を正面から見ることができます。
②旧日野春小学校
春にはきれいな桜と共に甲斐駒ヶ岳を見ることができます。
③道の駅はくしゅう
眼前に迫る甲斐駒ヶ岳を見ることができます。道の駅なので買い物やランチを楽しむこともできます。
④釜無川橋ポケットパーク
甲斐駒ヶ岳を含む南アルプスの山々と、釜無川を見ることができます。
北杜市は高低差が激しいのでドライブコースの紹介としています。足に自信のある人はサイクリングコースとしても走れますが、登坂がきついので気軽な自転車散歩のポタリングには向いていません。
このコースをおすすめできる人
・車で移動ができる人
・足に自信があるサイクリングのベテランの人
このコースをおすすめできない人
・車で移動できない人
・のんびりとポタリングを楽しみたい人
このコースは分かりやすいように、中央道須玉ICから出発して各地を巡って、再び須玉ICに戻ってくるコースにしてあります。
①日野春駅前通り
②旧日野春小学校
③道の駅はくしゅう
④釜無川橋ポケットパーク
須玉ICから日野春駅前の駐車可エリアまでのコース
須玉ICを出て国道141号を右折して、清里方面に進みます。

国道141号を道なりに進んでいき、「薬師堂橋東詰」の交差点を左折します。

道なりに進んでいくとY字路になるので左側に進みます。

峠道を登っていき、信号機つきのT字路を右折します。

進んでいくと、左側に日野春駅前の駐車可エリアがあるので駐車します。

①日野春駅前通り
のどかな田舎ですが、駅前なので駐車できる場所がここしかありません。ここに車を止めて、日野春駅前通りからの景色を楽しみましょう。

七理岩の上に位置する駅前からの眺めなので、南アルプスの山頂付近と澄みきった空が印象的です。なんとなく、山の表情が穏やかに見えますね。JR日野春駅周辺は甲斐駒ヶ岳を描いている画家の方々をよく見かけますので、絵に描いても映える景色ということでしょうか。僕の個人的な感想ですが、ここから見える甲斐駒ヶ岳が一番だと思います。また、昼間の景色もすばらしいのですが夕暮れもなかなか見ごたえがあります。ここから見える甲斐駒ヶ岳は西側になりますので、山々に沈んでいくサンセットが奇麗ですよ。ちょうどいい雲がかかっていれば、素晴らしい夕焼けが見られます。
七里岩ラインを進んで旧日野春小学校までのコース
日野春駅前の駐車可エリアから道なりに北へ進んで行き、「富岡三差路」の交差点を直進します。

「オオムラサキセンター前」の交差点を直進します。

しばらく道なりに進んで行き、「長坂保育園日野春分園前」の交差点を左折します。

旧日野春小学校の中に入って駐車します。



②旧日野春小学校
児童数の減少で廃校になってしまった小学校の跡地になります。現在は、八ヶ岳名水会という社会福祉法人が管理していて「日野春學舎(ひのはるがくしゃ)」と名付けられています。元々は小学校だったので広いグラウンドがあるのですが、現在はその一部が駐車場として利用できます。ここに車を駐車して、付近を散策しながら甲斐駒ヶ岳を見ましょう。

ここのポイントは、小学校の跡地なのでグラウンドに沢山の桜の木が植えられていることです。春になれば、残雪の甲斐駒ヶ岳と満開の桜を楽しめますよ。ここからは見えませんが近くにJR中央線が通っていますので、耳をすませば電車が通過すればガタンゴトンと電車の音が風に乗って聞こえてきますよ。元小学校なので遊具が置いてありますが、管理上の問題なのか使用禁止となっていますので注意してください。
七里岩を下って「道の駅はくしゅう」までのコース
旧日野春小学校を出て「長坂保育園日野春分園前」の交差点を左折します。
門を出た先の一時停止線で停車しても信号は青に変わりません。左右を確認してから信号機の手前まで進んで、信号が青になるのを待ちましょう。

「長坂下条」の交差点を左折してください。

進んで行くとT字路に出るので右折します。手前に見える右側の道ではなく、奥のT字路を右折するので注意してください。

最初のヘアピンカーブからの景色もなかなかきれいですよ。

道なりに進んで七理岩を下りていくと「花水坂入口」の交差点に出ますので右折して進みます。

「白州農協前」の交差点を直進すると、左手に道の駅はくしゅうがあります。


③道の駅はくしゅう
国道20号沿いに「道の駅はくしゅう」があります。大きな駐車場にトイレもありますのでご利用ください。

ここからは眼前に迫る甲斐駒ヶ岳を見ることができます。
間近に迫るようにそそり立つ、甲斐駒ヶ岳の迫力ある雄姿を楽しめますね。

道の駅はくしゅうの入り口には「白州の名水コーナー」が設置されていて、日本名水百選に選ばれた白州・尾白川天然水が飲んだり持ち帰ることができます。

実際には微量の塩素が添加されているようですが、一般の水道水よりも絶対に美味しいと思います。店内には地元でされた野菜が販売されていますので、お土産に買い物もできます。
レストランもありますので、お昼時ならランチも楽しめますね。

国道20号を東京方面に進んで釜無川橋ポケットパークまでのコース
道の駅はくしゅうを後にします。右折して国道20号を東京方面に進みます。

道なりに進んでいき、「牧原(まきのはら)」の交差点を左折します。
交差点を右折すると、アニメ「スーパーカブ」の登場シーンを見られますよ。

寄り道コース:アニメ「スーパーカブ」の登場シーンを走ってみる
牧原交差点を右折すると、アニメ「スーパーカブ」に登場する場所になります。
時間に余裕のある方は、足をのばしてみてはいかがでしょうか?
牧原交差点を右折して進んで行くと、右手に「スーパーおの」さんがあります。

アニメではリアルに描かれていますね。お弁当のシーンで出てくるレトルトの中華丼も売っていましたよ。
更に直進していくと、右手に武川中学校の校舎が見えます。

ここが、アニメ「スーパーカブ」の世界では主人公たちの通学する「武川高校」として描かれています。屋上のソーラーパネルまで再現されていますね。

アニメでは、この駐輪場にスーパーカブをとめていたのですね。
このエリアの冬は北風が強いので、この駐輪場でランチをするには寒そうですね。
さらに直進していくと、右手に芸術家:篠原勝之さんのアトリエが見えます。

ここがアニメ「スーパーカブ」の世界ではバイク屋シノさんのお店として描かれています。
シャッター上のロゴも含めて、そっくりですね。
アニメ「スーパーカブ」に登場する場所の紹介はここまでとなります。
ここまできた道を引き返しましょう。「牧原」交差点まで戻ったら、交差点は直進しましょう。
釜無川橋を渡った左手に、釜無川橋ポケットパークがあります。

④釜無川橋ポケットパーク
ポケットパークの名前の通り、小さな公園というかパーキングに近いですね。ちなみにトイレはありません。小さな休憩所が設置されています。


ポスターでもこの場所をモデルにして作成したようですね。写真では、左手の木が大きく成長してしまって、釜無川橋は見えませんでした。
釜無川橋には歩道が設置されていますので、ここに車を駐車して釜無川橋を少し歩いてみましょう。ここからは、壮大にそびえる甲斐駒ヶ岳を含む南アルプスの山々と釜無川が見られます。


このエリアの釜無川は、白い砂に透明な水がキラキラと反射してきれいですね。
川沿いを吹き抜ける風が気持ちよく、川を流れる水の音で心も癒されるようです。
ここから見る甲斐駒ヶ岳はとても荒々しいというか猛々しく見えますね。
須玉ICに戻るコース
釜無川橋からこのポケットパークまでは歩道がありますが、ここから先には歩道がありません。春になるとウォーキングも兼ねて歩いている人がいますので、ここからの運転は気を付けてください。釜無川橋ポケットパークを出たら左折してください。

道なりに進んでいくと1つ目のトンネル(日野春トンネル)に入ります。

2つ目のトンネル(和田トンネル)に入ります。

2つのトンネルを抜けて、さらに直進します(国道141号、須玉市街方面)。

進んでいくと「薬師堂橋東詰」の交差点に出ます。右折して国道141号を進みます。

左手に須玉ICが見えますので、出発地点まで戻ってきました。お疲れ様でした。

まとめ
北杜市内の甲斐駒ヶ岳がきれいに見える場所を巡るコースを紹介しました。見る場所によって山の見え方というか、表情が違って見えますね。今回は車での移動のコースでしたので、車が駐車できる場所というのも考慮して選考しました。
ユネスコエコパークにも選ばれた南アルプスを、満喫してくださいね。