この記事では、JR身延線の鰍沢口駅を出発して道の駅富士川を経由して戻ってくるポタリングコースと途中の見どころを紹介します。約7km、自転車で1時間くらいのコースを写真つきで説明いたします。
ちなみにポタリングとは、自転車をつかった気楽な散歩という意味です。長距離を走る本格的なサイクリングコースではないので、気軽に子供とも楽しめますね。
鰍沢口駅からの富士川沿いのポタリングコースのルートの地図です。
おすすめできる理由
①富士川沿いを進む安全なコース
②晴れている日は八ヶ岳と茅ヶ岳が見られる
③釜無川と笛吹川の合流地点が見られる
④道の駅富士川の広い芝生でくつろげる
①富士川沿いを進む安全なコース
このコースのほとんどは車通りの少ない、堤防上の道路を通りますので安全です。
車の排気ガスも気になりませんので、子供と一緒にポタリングを楽しめますね。
②晴れている日は八ヶ岳と茅ヶ岳が見られる
晴れていれば、遠くに八ヶ岳と茅ヶ岳を見ることができます。
遠くから見るこの2つの山は、何となく似ている形をしていますね。
さらに左手には南アルプスの山々が迫っていますので、自然の中を気持ちよく走れます。
③釜無川と笛吹川の合流地点が見られる
山梨県を流れる2大河川の釜無川と笛吹川が合流して富士川になります。
このコースでは車窓からは見ることができない、釜無川と笛吹川の合流地点を間近に見ることができます。
④道の駅富士川の広い芝生でくつろげる
道の駅富士川内のレストランでは、ランチが楽しめます。ここのおすすめは、みみほうとうセット(870円)です。みみとは、ちぎって折りたたんだ麺をたっぷりの野菜と煮込んだ鰍沢エリアの郷土料理です。また、駐車場の先に芝生エリアが広がっていますので、子供と遊ぶことができます。
鰍沢口駅から県道4合線までのコース
このコースはJR身延線の鰍沢口駅を出発して、県道4合線を横断するまでのコースです。出発する前に、鰍沢口駅のトイレを利用するのをお忘れなく。県道4合線は車両の通行が多いので、気を付けて横断してください。
(1).鰍沢口駅
JR身延線の鰍沢口駅から出発します。

駅前の広場は普段は車両が少ないですが、電車の到着時刻が近づくと送迎の車両が多くなるので気を付けてください。ちなみにトイレは鰍沢口駅、道の駅富士川を利用してください。
(2).駅前通りを右折
駅前通りを進むとT字路になりますので、右折してください。

(3).歩行者用通路を上る
道なりに進んでいくと、歩行者用通路がありますので上ります。
自転車を降りて登ってください。

(4).県道4号線を横断する
歩行者用通路を上ると県道4号線に出ます。
このまま右折して道なりに進んでもいいのですが、車の交通量が多いのであまり気持ちよくないです。実は県道4号線を横断した先に堤防上の道が並行していますので、こちらを行くほうが富士川を見ながら進めるので気持ちいいです。

車に気を付けて、県道4号線を横断しましょう。
堤防上の道を進んで道の駅富士川までのコース
富士川を左手に眺めながらのんびりと走れるコースです。
遠くには八ヶ岳や茅ヶ岳といった山々が見えて、とても気持ちよく走れますよ。
(5).砂利道を越えて堤防上の道を進む
県道4号線を横断して砂利道を先に進むと、堤防上の道にでます。

河川敷に広がる畑の作業用の車が通過することがありますが、安心して自転車を走らせることができます。
(6).橋を渡って更に堤防の道を進む
堤防と堤防の間に橋が架かっていますので、橋を渡って次の堤防の上の道を進みます。

こちらの道は途中から砂利道になってしまいますので、気を付けて走ってください。

(7).釜無川と笛吹川の合流地点
中部横断道の富士橋をくぐった先に、釜無川と笛吹川の合流地点があります。

山梨県の北部から流れてくる釜無川と、東部から流れてくる笛吹川がこの地点で合流して富士川になります。合流地点を間近で見られるのはこのルートだけですよ。
(8).富士川大橋を進む
この道は富士川大橋の直前で、少し上り坂になります。

急な登り坂ではありませんが、子供には辛いかもしれませんので自転車を降りて進むといいでしょう。
富士川大橋に出たら左折して橋を渡りましょう。
この橋の歩道は片側(上流側)にしかありません。

しかも自転車の通行は不可ですので、左側車線を走るか自転車を引いて歩道を歩くしかありません。13歳未満の子供でしたら、歩道の車線側を自転車で通行できますよ。
この橋はとても長いので歩道には休憩場所が設置されています。

橋の中央付近の休憩所には、テーブルに山梨県の河川の説明があります。

(9).道の駅富士川で休憩
富士川大橋を渡り切ったら左側に、道の駅富士川があります。

休憩がてらにランチにすることもできますし、広い芝生エリアで子供と遊ぶこともできますよ。

道の駅富士川から富士橋までのコース
富士川沿いに川下に下っていくコースです。サッカー場付近は、サッカーチームの車が通過しますので気を付けてください。富士橋周辺は桜の名所:大法師公園がありますので、春にはきれいな桜を楽しめますよ。
(10).中部横断道の下をくぐる
道の駅富士川を後にして、右手に進みます。

堤防上の道を進んで中部横断道の下をくぐりましょう。

更に進むと左手に、富士川いきいきスポーツ公園が見えます。


ここのサッカー場は週末にはサッカーチームの練習や試合が行われていますが、その送迎の車両が通過しますので気を付けてください。
(11).国道52号下の通路をくぐって市街地へ
サッカー場を過ぎると右手に国道52号下の通路がありますので、くぐって市街地へ進みます。

(12).市街地から堤防上の道に進む
市街地を進んで十字路を左折して橋を渡ります。

橋を渡ったら左折して、堤防上の道を進んでいきます。

この堤防上の道は自動車が通ることがありますので、真ん中を走らずに左側を走ってください。
富士川を渡って鰍沢口駅に戻るコース
ここからは一般道を通ります。歩道はありますが自転車の通行はできません。13歳未満の子供でしたら歩道を通行できますので必ず歩道を通行するようにしてください。
(13).富士橋を渡る
この堤防上の道を進んでいくと、右手に大法師公園が見えます。

ここは日本のさくら名所100選にも選ばれていて、春になると公園全体が桜色に包まれます。道沿いにも桜の木が植えられていて、春はとてもきれいですよ。


まっすぐ進んでいくと、県道4号線のT字路にでますので左側に進ます。

この富士橋は橋幅がとても狭くて、車両の交通量も多いです。

歩道は片側(上流側)にありますので、13歳未満の子供でしたら歩道を通行してください。
(14).県道4合線を進む
富士橋を渡ると道に沿って左折します。

ここからの道は広いですが、駅に戻る道順で歩道は右側にしかありません。
13歳未満の子供は、歩道を通行するようにしてください。

(15).歩行者用通路を下って鰍沢口駅に戻る
真っすぐに進んで行くとセブンイレブン富士川鰍沢口店がありますが、この手前の交差点はとても交通量が多いです。

右側からくる車、前方から来て右側に進む車がとても多いです。
信号もないので、気を付けて渡ってください。
さらに進んで橋を渡れば、「(3).歩行者用通路を上る」の場所に戻ってきました。

あとは歩行者用通路を下って鰍沢口駅に戻れば、このコースの走破完了です!お疲れ様でした。

まとめ
自転車で、鰍沢口駅から道の駅富士川を経由して戻ってくるコースを紹介しました。
富士川を見ながら気持ちよく走れるコースなので、子供と一緒でも安心です。
ただ最後の鰍沢口駅に戻ってくる道は一般道を走りますので、車両に気を付けてください。
山梨県は道が狭くて歩道が無い道が多いのですが、歩行者にも自転車にも優しい道が増えると嬉しいです。
このコースを走って、自然を感じながら気持ちよく自転車を楽しみましょう。
