カラスミ作りの「塩抜き」で日本酒や白ワインを使います。
カラスミそのものは塩抜きの後に日干しをして完成しますが、これら塩抜きに使う酒類のお値段もタダではありません。

そして、この塩抜きに使った日本酒を使って「魚の酒干し」を作ってみたところ、とても美味しくできました!
カラスミを作った後のお楽しみとして、魚の酒干しの作り方を紹介します。
塩抜きに使った日本酒の確認
カラスミ2腹を作った時に塩抜きした日本酒を、ジップロックに入れたまま冷蔵庫に保管しておきました。塩漬けしたボラの卵の塩分と旨みが入っているので、この日本酒に魚を漬け込んでから日干しにします。
漬け込むことで適度な塩分が魚に染み込み、日干しにすることで美味しさが凝縮されます。
日干しが終わった魚は、焼いて食べれば絶対に美味しいはずです!
カラスミ作りの「塩抜き」は日本酒や白ワインが使えますが、今回はこのうちの「日本酒」を使います。
「白ワイン」は魚の日干し用というよりも、肉料理に合いそうですがまだ試していません。
魚を購入して漬け込む
酒干しにする魚を購入します。魚は丸ごと漬け込むのではなく、開いてから漬け込んだ方がいいので、購入するときに干物用におろしてもらいましょう。
今回は、太刀魚を3本購入しました。

太刀魚を選んだ特に理由はありません。鮮魚コーナーを見ていて美味しそうに見えたからです。太刀魚は細くて骨が鋭いので、お店で背開きをお願いしました。
この背開きした太刀魚3本のを、塩抜きに使った日本酒が入ったジップロックに入れます。

漬け込む時間は、魚の大きさや太さによって変わってきます。
今回使った太刀魚は細い魚です。漬け込み時間が長いと塩味が強くなってしまうので、漬け込み時間は2時間にしました。
魚の日干しと仕上げまで
約2時間漬け込みました。見た目は漬け込む前と後では、それほど変わりはありません。

ベランダの物干し竿などに干し野菜ネットをつるして、3本の太刀魚を並べて日干しします。


カラスやネコに狙われる恐れがあるので、必ず干し野菜ネット等の網の中で日干ししてください。この状態で、だいたい4時間くらい日干ししました。
(カラスミ作りと違って何日も日干しする必要はありません)
では早速、魚焼きグリルで焼いてみましょう。
塩味は染み込んでいるので、魚に塩をふる必要はありません。
魚焼きグリルの焼き網の部分に、軽くサラダ油を塗ってから焼きます。
サラダ油を塗ることで、魚の皮の部分が焼き網にくっつくのを防げます。
最初は内側を上にして焼き、ある程度火が通ったらひっくり返します。
(ただでさえ薄い太刀魚を背開きにしているので難しい・・・)
外側も火が通ったら完成です!

食べてみると、上品な塩味に焼きあがっていて日本酒にぴったりですね。
子供には、ご飯が進むと好評でした。
まとめ
今回は、カラスミ作りで塩抜きに使った日本酒の再利用について記事にしました。
カラスミもおつまみに最適ですが、こちらの酒干しもお酒が進んじゃいますね。
太刀魚の酒干しを紹介しましたが、ホッケを使っても美味しかったです。
漬け込んで日干しして焼くだけなので、とっても簡単に作れます。
ポイントがあるとすれば、魚の大きさ(太さ)によって漬け込む時間を調節することですね。あとは、魚を購入するときに開きにしてもらうのも忘れないようにしましょう。
美味しいカラスミを作った残り物(塩抜きの酒)を使って、もう1品おつまみが出来ちゃいますね。カラスミを作った後には是非チャレンジしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。