季節は春を過ぎて初夏になろうとしています。
この時期の旬な食材として、初カツオがありますね。
脂がのりきった戻りカツオに比べて、初カツオはさっぱりした赤身が味わえます。
どちらが好きかは好みでわかれますが、
今の時期しか食べられない初ガツオを美味しく食べたいですよね。
そこで、初カツオを美味しく食べる方法として「カツオのたたき」の作り方を紹介します。
実際にワラでカツオを焼いて「カツオのたたき」「塩たたき」の2種類を作ってみました。ワラ焼きの注意点や、2種類のたたきの作り方等を紹介します。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
初カツオと戻りカツオって何が違うの?
カツオは、世界中の温かい海域に住んでいます。
日本では太平洋側で、多くのカツオが水揚げされています。
カツオは初夏のころに太平洋側を北上していき、この時に水揚げされるのが初カツオです。
秋になると太平洋側を南下してくるので、この時に水揚げされるのが戻りカツオです。
初カツオは、さっぱりした味が特徴です。
逆に戻りカツオは脂がのっていて、マグロのトロのようです。
鮮度がいい戻りカツオは、大トロのような脂がのっています。
どちらが好きかは好みで分かれますね。
とても美味しいカツオですが、実は「プリン体」がたくさん含まれています。
プリン体を含んだ食品を食べ続けると「痛風」の原因になります。
お酒が好きな方は、特に気をつけてください。
はい、すでに痛風の経験者です。あの痛さったらもう・・・眠れないくらいです。
カツオに限らず、牡蠣、ウニ、イクラ、レバー、モツなど、
美味しいものにはプリン体が多く含まれているので気をつけましょう。
カツオをワラ焼きにする方法
カツオをワラで焼いてしまいます。火事になるといけないので、屋外で焼きましょう。
屋外でも、燃えやすいものが近くにない場所でしましょう。
材料
材料
カツオ…2~3サク
ワラ…2束
金串…2~4本
皮手袋 ※ヤケド防止のために必須です
材料ではありませんが、必ず皮手袋を用意してください。
火のついたワラの火力は強いです。軍手だとヤケドしますよ。
(最悪、軍手が燃えたら大ヤケドになります。)
まずは鮮魚コーナーでカツオを買ってきましょう。
だいたい40cmくらいの大きさのカツオが、約1500円で売っていました。
サクにしてもらって皮も取ってもらいましょう。
(カツオのたたき用にしてとお願いしました)
次にワラを用意しましょう。といってもお米農家でなければ、ワラって家に無いですよね。
ではワラを手に入れる方法とは・・・
はい、ホームセンターの園芸コーナーで売っていました。
1袋に3束のワラが入っていて、約600円で売っていました。
カツオが1500円に対してワラが600円とは、値段設定がよくわからなくなってきました・・・意外にもワラの値段は高いです!!
園芸コーナーで売っていたワラでも大丈夫でしたけど、やっぱり無農薬と書かれたワラの方が安心です。ワラがネットで買えるなんて・・・便利な時代ですね。
カツオのワラ焼きの方法
①カツオのサクに、金串をさします。
ここでポイントなのですが、細い針金みたいな金串ではなく平たい金串を使いましょう。
細い針金みたいな金串だとワラ焼きしている間に、カツオが自重で金串から裂けて落ちてしまいます。
過去、何回か落としそうになりましたが、平たい金串なら大丈夫です。
②ワラを半分くらいの長さにカットします。
そして、ワラがいっきに燃えるように立体的に立てて軽くしばります。
追加用のワラも、近くに準備します。
③ワラに火をつけます。いっきに燃え広がるのでカツオを焼きます。
焼くだけでなく、燻すように煙にもあてます。
絶対に皮手袋をはめて、ワラ焼きしてください。
④ワラを追加して、カツオの裏側も焼きます。
皮手袋をしていても、ワラの火力で熱さが伝わってきます。
⑤焼きあがりました。
火加減はどうなのか?それは切ってみるまではわかりません。
3サクのカツオを、ワラ焼きにしました。
2サクは普通のカツオのたたきにして、1サクを塩たたきにします。
2サクはラップにつつんで冷蔵庫で冷やします。
塩たたき用の1サクは、すぐに料理します。
2種類の「カツオのたたき」の食べ比べ
塩たたきの作り方
作り方といっても、切って塩かけて食べるだけのスピード料理です。
①まな板に、ワラ焼きしたカツオをおきます。
②食べやすい大きさに切ります。
火加減は・・・なかなかよさそうです。
③お皿に盛り付けます。
おおっ、カツオの外側は焼かれていますが、内側はしっとりと生で美味しそうです。
塩をふりかけていただくと・・・これが絶品のおいしさです!!
これが、うわさに聞いた塩たたきかぁ。
ワラで焼いて塩かけただけなのに、この美味しさとは驚きです。
もしかして、「塩」に美味しさの秘密があるのかもしれません。
そういえば去年、ふるさと納税の返礼品で「カツオのたたき」をいただいたのですが、
その時に同封されていた塩「深海の華」をつかいました。「カツオのたたき」用に同封された塩をつかったから、相性バッチリで美味しかったのですね。
カツオのたたきの作り方
こちらも作り方は簡単です。切って薬味をかけて、ポン酢で食べるだけです。
薬味はニンニク、青シソ、小ネギをつかいました。
ポン酢につけて食べてみると、これがカツオ?と思うくらい臭みが無くておいしいです。
カツオの旨みをニンニクや青シソの風味が後押ししてくれるようです。
うん、これは日本酒ですね。たまりません。
では、「カツオのたたき」「塩たたき」を食べ比べてみた結果です。
塩たたき:
・あたたかいうちに食べると美味しい!
・「深海の華」を使って、さらに美味しく
カツオのたたき:
・キリっと冷やして王道の美味しさ
・薬味をたっぷり使って、自分好みにでいただきましょう
結論は、どちらも美味しいでした。
ワラ焼きがカツオという素材を、さらなる高みの領域に引き上げるようです。
カツオをワラで焼くなんて、誰が考えたんですかね?先人の知恵に感謝です。
まとめ
今回は初カツオを美味しく食べる方法として、2種類のカツオのたたきを作ってみました。
どちらも美味しかったですが、やはりワラの香りがたまらないですね。
だいぶ前にガスコンロで焼く方法で作りましたが、ワラ焼きの方がだんぜん美味しいです。
今回感じたことは「ワラの入手が難しい」ということでした。
園芸コーナーで売っていたワラを使いましたが、次回はネットで無農薬のワラを使いたいと思います。
ちなみに食べきれなかった場合には、翌日に「カツオの辛子揚げ」すると美味しいですよ。
この記事の「ブリの辛子揚げ」を「ブリ → カツオ」に変更して作ってみてください。
揚げたてをどうぞ・・・ビールがとまらなくなりますよ。
カツオってすごい魚ですね。お刺身やたたきでは日本酒で、揚げたらビールが合うのですから。そういえば「酒盗」だって、カツオで作られるんですよね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。