キッチンでは毎日、あたり前のように水道を使いますね。
料理や洗い物に、水道を使わない日がないくらいですよね。
そんな大切なキッチンの水道が故障したら、それは困ってしまいますね。
水が出てこない場合は何となく原因が分かりそうですが、
反対に水が止まらない場合は・・・・ちょっと焦りますよね。
そんなキッチンの水漏れがあった場合の応急処置と、DIY修理の方法を紹介します。
実は今回の水漏れには、ちょっとした「予兆」がありました。
水道から水を出している時に、水を流すレバーハンドルの下から水が漏れていたのです。
しかし水は蛇口から出てきますので、とくにに気にせずに使っていました。
そうしているうちに症状が悪化して、今回の水が止まらない状態になってしまいました。
手に負えなくなる前の症状が軽いうちに、直すようにしましょう。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIY修理が得意
水漏れを止めたい!最初にする応急処置とは
とりあえず、水漏れを止めましょう。
といっても原因がわからないので修理はできません。
応急処置としてできることは、水の元栓を閉めることです。
キッチンのシンクの下は収納スペースになっていると思います。
その収納スペースの奥に、水道の元栓があるはずなので閉めましょう。
元栓さえ閉めてしまえば、無駄に水が漏れることはありません。
まずは元栓を閉めてから、原因を探りましょう。
我が家の水漏れは兆候がありまして、水を流すとレバーの仕方からも水が漏れていました。
そんな状態でも、あまり気にせずキッチンで水を使っていたのです。。
そしてある日、夕食の片付けが終わった時のことです。
キッチン水道の水を止めたのに、水が流れているのに気がつきました!
よ~く見ると、レバーハンドルの根元から水がちょろちょろと漏れています。
水道のしめ忘れ?と思ってレバーハンドルを確認しましたが「下側:OFF」になっています。水漏れの原因は分かりませんが、とりあえずシンク下の収納スペース奥の元栓を閉めて水漏れを止めました。
水漏れする場所を特定する
使っている水栓のメーカーや品番から、説明書や分解図を入手しましょう。
地味ですけど、とても重要な下調べになります。
我が家の水栓は、喜多村合金製作所のFB737という品番の水栓でした。
メーカー | 喜多村合金製作所(MYM) |
---|---|
品番 | FB737 |
ちょっと古い水栓なので部品があるか心配ですが、
保守サービスは株式会社KVKさんがサポートしてくれます。
さて子供たちが寝て、静かになってから原因特定を始めました。
レバーハンドルの根元から水が漏れるので、レバーハンドルを外すことにしました。
まずは、カバーハンドルのネジのふたを外します。
ふたを外すと、カバーハンドルを固定しているネジが見えるので外します。
カバーハンドルを外すとバルブカートリッジがありますが、水がたまっています。
この状態でシンク下の元栓を開けて、水が漏れるかを見てみましょう。
ハンドルをお湯(左側)にひねると、下から水があふれてきます。
ハンドルを水(右側)にひねると、あふれていた水は止まります。
つまり、ハンドルをお湯(左側)にしたときに水(実際にはお湯)が止められないということです。これにより、バルブカードリッジの故障だと判明しました。
分解図より、バルブカートリッジの品番は「KPS077AH」でした。
古い水栓のパーツですがネットで買うこともできます。このメーカーの保守・サポート体制は、ばっちりですね。
調査はここまでです。水道を使わないときは元栓を閉めて、注文したバルブカートリッジが届くのを待ちます。
バルブカートリッジの交換手順
さぁ、待っていたバルブカートリッジが届きました。
ネットで注文した部品が家に配送されてくるなんて、素晴らしい時代ですね。
新品のカードリッジなので、3つのパッキンも弾力性があります。
では、水栓のカードリッジ押さえを外します。
我が家の水栓には食洗器のアダプターがついているので、
食洗器のアダプターとカードリッジ押さえを手で回したら簡単に外れました!
本来のカードリッジ押さえは、ものすごく固くしめられているようです。
あとから食洗器を取り付けた場合にはアダプターが追加されており、
このアダプターからカードリッジ押さえは簡単に外せました。
取り外したカートリッジ押さえとカートリッジです。
カートリッジのパッキンはつぶれています。
弾力性もないので水圧を抑えることができずに、水漏れしていたということです。
水栓本体を軽く掃除して、カートリッジをはめました。
カートリッジの突起を水栓の穴に合わせるようにしてはめます。
次に、カートリッジ押さえをかぶせてねじ込んで固定します。
カードリッジ押さえを上から押さえこみながら、ねじ込んでいきます。
カードリッジのパッキンに厚みがあるので、カートリッジ押さえを回すだけだとねじ込めないのです。ようやく、カートリッジ押さえを取り付けました。
この状態で水道の元栓を開きました。
ハンドルをお湯(左側)にしても水(右側)にしても、水漏れはありませんでした。
最後に、お湯と水を出してみましょう。
水漏れが直って、蛇口からお湯を水が出るようになりました!これでDIY修理の完了です。
まとめ
ふだん何気なく使っている水栓ですが、いざトラブルが起こると困りますね。
もし水漏れが発生した場合には、この記事を参考にしてDIY修理してみましょう。
水道屋さんを呼んで修理してもらうと、かなり費用が掛かってしまうと思います。
今回のDIY修理では、カートリッジの交換だけで修理できました。
簡単に直せてスキルも身に付くので、一石二鳥ですよ。
キッチンだけにかかわらず水漏れが発生した場合には、まず元栓を止めましょう。
水栓の近くの壁側に元栓があるはずです。まずは元栓を閉めて水漏れを止めてから、修理方法を検討しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。