キッチンでは、当たり前ですが換気扇を使います。
毎日当たり前に使う換気扇が故障したら、困りますよね。
突然何の前触れもなくある日突然壊れて動かなくなる・・・
という事もあるかと思いますが、そこ前に何らかの前兆があることが多いです。
最も多いのが異音ではないでしょうか?
「ギーギー」「ガタガタ」「キーン」など、異音にもいろいろな種類があると思います。
我が家のキッチンは、冬のある朝に「キィィーーィン」と異音を発し始めました。
キッチン全体に響き渡る音でして故障したのかと焦りましたが、
結果としては「試しにプロペラ外してみたら」異音はしなくなりました。
こんな方法で直ったのか不思議に思いましたが、数か月すると再び異音が再発しました!!
今度は「キュゴッ・・キュゴゴゴゴ~」という高音で、明らかな故障とわかるレベルです。
この記事でお伝えしたいことは「換気扇の異音はプロペラ外したり掃除するだけでは直りませんよ」という内容です。
・換気扇から異音が発生した場合、可動部であるモーター故障の可能性が高い
・プロペラ外したり掃除して異音が直っても、一時的に異音が収まっただけ
・本格的にモーターが壊れる前に修理しましょう
換気扇の異音発生時の経緯
冬のある朝でした。奥さんが朝食を作ろうとして、いつものように換気扇の電源をONしました。換気扇が動き出す音と共に「キィィーーィン」と高い音が鳴り響きました!
驚いて電源OFFすると換気扇の動きが止まり、異音も止まりました。
再度、恐る恐る換気扇の電源をONすると、先ほどの異音もなく普通に動き出しました。
何か調子が悪かったのだろう、という事でその日は気にもしなくなりました。
その日の夕方は問題なかったので、換気扇のことはすっかり忘れていました。
・・・ところが翌日の朝、再び「キィィーーィン」と高い音が家中に響き渡ります!
前日と同じく換気扇の電源をつけなおすと、何事もなかったように動き出します。
ただでさえ慌ただしい朝に、換気扇の調査なんて出来ません。
異音がしたら換気扇を電源つけなおし、さっさと朝食を作って子供たちに食べさせてから
準備をして学校に送り出す・・・そんな繰り返しで、だんだん気にもしなくなっていきました。相変わらず、不思議と夜には異音がしません。
そんな繰り返しで症状が悪化したのでしょうか。ある朝、換気扇の電源をつけなおしても異音が止まらない事態になりました!
はい、そのとおりでした。3~4回くらい電源つけなおせば普通に動き出します。
でもこれって、普通じゃないですよね。絶対に何かおかしいですよね。
このまま使い続けていいはずがないですよね。
換気扇の型番を調べてみると、かなり古いのでもう販売していないことがわかりました。。
となると新品への交換が必要ですが、なかなかお値段が張るようです。最後の手段はモーターの交換ですね。モーターの型番は・・・なんてネットで調べているうちに季節は春に移り変わり、春の訪れと共に異音もしなくなりました。
結果としてわかったことは下記の点です。
室温が温かい春~秋は元気に動けるようですが、室温が低くなる冬に調子が悪くなる・・
ついにレンジフード内部を確認する
そして季節は流れて、冬が近づいてきたある朝のことです。あの懐かしい高い音がキッチンに響きました。「キィィーーィン・・・」そうです、今年も冬の使者がやってきたのです。
ついに、レンジフードの内部を確認する時がやってきました。
レンジフードの取扱説明書を見ながら、部品を外していきます。
- 外した部品を置く場所に、新聞紙を広げておきます。
- 安全の為に電源コネクタを外します。無理に引っ張ると線が切れてしまいます。
コネクタの爪を起こしながら外します。 - レンジフードの内ぶた(金属製の網)を外します。
- 換気扇の種類を確認します。我が家の場合は、プロペラファンでした。
- 換気扇のカバーを外します。下の部分で固定されているので、
下に押すようにして外します。 - プロペラの真ん中の止め具を外します。
プロペラを押さえて右側にまわしますが、超固くてびくともしません。
100均で買った板状の瓶オープナーを使って、何とか外しました。 - 汚れていたのでプロペラと止め具を軽くふきましたが、壊れてはいないようです。
- 目立った故障は無かったので、モーターの型番をメモってから元に戻しました。
- 換気扇の電源をONしてみると・・・異音もなく静かに動き出しました!
はずして軽く掃除して戻しただけですが、直った(直せた)ようです。
→実は直っていないことが後日判明
換気扇は静かに動くようになりました。しかし、納得できませんね。
根本的に解決したように思えませんが、換気扇は元気に動いています。
ということは、今やったことが影響して(意図せず)直ったと考えていいはずです。
→実は直っていないことが後日判明
実際にやったことと、考えられる原因をまとめてみました。
【実際にやったこと】 | 【考えられる影響】 |
A.換気扇のカバーを外した | カバーが外れかかっていて振動で異音が発生していた |
B.プロペラを外した | プロペラの閉め過ぎで異音が発生していた |
C.プロペラと止め具を掃除した | プロペラの油汚れが原因で異音が発生していた? |
これを見ると、やはりAかBをしたことによって直ったと考えられます。経年変化でちょっとガタついていたのが、元に戻ったということですね。
→実はガタつきではないことが後日判明
Cは影響していないと思います。汚れたまま戻したくなかっただけです。
ちなみに、家を建ててから十数年経っていますが、一度も換気扇の掃除ってしたことないんですよね。
レンジフードは掃除していますが、その奥の換気扇は見たこともなかったですね。
月に1回、無理だ・・年末の大掃除にでも換気扇を掃除していれば、この異音は発生しなかったかもしれません。→そんなはずがないことが後日判明
この結果からわかったこと。
換気扇の異音がしたら、まずはレンジフードの中の換気扇を確認しよう。
換気扇のプロペラ(シッコファンの場合はファン)を外してみよう。
できれば軽く掃除しよう。⇒経年変化によるガタつきが原因なら直ります。
※数か月後にそんなはずがないことが判明
今度は本当に壊れそうな換気扇からの異音の発生
プロペラを外してみただけで異音が収まった数か月後、忘れたころに再び換気扇からの異音が始まりました。今度の異音は「キュゴッ・・キュゴゴゴゴ~」という高音で、とても使い続けられないような危険な音でした。
最初の異音で知らせたのになぜ直してくれなかったんだと、モーターが悲鳴を上げているようです。このまま使い続けると発火してしまいそうな勢いです・・・
数か月前のプロペラ外し&軽めの掃除は、単なる一時しのぎだったのです!
根本的な解決の記事はこちらを見てください。
まとめ
それにしても換気扇って毎日キッチンで大切な仕事をしてくれているんですね。
それだけに、急に故障すると困ってしまいます。
換気扇を使わないでハンバーグを焼いたのですが、もう家中ハンバーグのにおいで包まれましたよ。子供が帰宅した瞬間に、おかずはハンバーグだと気がつくほどです。
換気扇からおかしな音がしたら、まずは換気扇をよく見ましょう。
そして目立った故障がなければ、換気扇内部のモーターの故障を疑いましょう。
プロペラ部分をつけなおすことで直っても、一時的に収まっているだけです。
本格的に壊れる前にモーターを修理するか、換気扇の交換をしましょう。
モーターを修理する場合は、安全に気を付けて「自己責任」で頑張りましょう。