「VMware Player16」のアップデートの通知がきたので、ダウンロードしてアップデートしました。アップデートしたあとは動作確認として、仮想マシンを起動しています。
ついでに昔のゲームが動作するか確認します。
いままでは仮想マシンのWindows98では「信長の野望:嵐世記」、WindowsXPでは「信長の野望:天下創世」をチェックしていました。
先日ソフトを入れているケースを見ていたところ「信長の野望:革新」を見つけました。
2005年6月22日発売なので、約17年前のゲームですね・・・
プレイしていた当時は、まさに結婚直前の時期でした。
懐かしいですね~この作品が、僕がクリアした信長の野望シリーズ最後の作品です。
(創造はPS4でプレイしましたが、クリアできていません)
懐かしの「信長の野望:革新」を、仮想マシンのWindowsXPのチェックに使うことにしました。これがまさかの、フレームレートが低すぎてプレイできない結果になりました。
ゲームが止まってしまうわけではありません、快適にプレイできないだけです。
でも普通に内政やっているだけでもカクカクでして、合戦が始まったらどうなっちゃうの?というくらい遅いです。
ゲーム用マシンにも仮想マシンをインストールしてあるので試してみましたが、あまり変わらないですね。実マシンのGPUの性能は、仮想マシンには反映しないようです。
そこで最後の奥の手として、Windows10で「信長の野望:革新」を動かしてみたら見事にプレイできました。もうヌルヌルで快適にプレイできます。
というわけでこの記事では、Windows10で「信長の野望:革新」をプレイする方法を紹介します。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIY修理が得意
VMware player16.2.3のアップデート手順
VMware playerを起動すると、アップデートの通知があります。
アップデートは手軽にできるので、「ダウンロードしてインストール」をクリックします。

セットアップウィザードが表示されるので「次へ」をクリックします。

「以下のプロセスを停止してインストールを続行できます」と意味不明のメッセージが出ますが、インストールするにはVMware playerを終了させる必要があるという意味です。
VMware playerを終了させてから「次へ」をクリックします。

「使用許諾契約書に同意します」をチェックして「次へ」をクリックします。
「カスタムセットアップ」では、そのまま「次へ」をクリックします。

「VMwareカスタマーエクスペリエンス向上プログラムに参加します」のチェックをはずしましょう。

アップデートの設定が終わったので「アップグレード」をクリックします。

アップデートが完了しました。VMware playerのバージョンも12.2.3になりました!

仮想マシンのWinXPで「信長の野望:革新」が重い
さてVMware playerのアップデートが終わったので、仮想マシンを立ち上げてみます。
まずは仮想マシンのWindows98を立ち上げてみます。
シンプルな「Windows98」のロゴが懐かしいですね・・・
ソフトは「信長の野望:嵐世記」を使いましたが、問題なくプレイできました。

次に仮想マシンのWindowsXPを立ち上げてみます。
WindowsXPのさわやかな草原は、いつ見ても癒されますね・・・
いつもは「信長の野望:天下創世」でしたが、今回は「信長の野望:革新」です。

おお~革新は嵐世記にくらべてサウンドもグラフィックもパワーアップしていますね!
と思ったら、操作すると画面の切り替わりがカクカクします。
17年も昔のゲームなのでヌルヌル動くと思ったのですが、カクカクです。

う~ん。天下創世では気にならなかったのですが、革新ではフレームレート(FPS)が落ちますね。マズイ、へんなことに気がついてしまいました。
どうでもいいような気もしますが、フレームレートを計測してみることにしました。
計測にはGPUメーカーのMSIが提供している「アフターバーナー」を使いました。
仮想マシンのWindowsXPに「アフターバーナー」をインストールして、モニタリングから「フレームレート」をチェックしました。
これで革新をプレイ中のフレームレート(FPS)がモニタリングできます。

では仮想マシンのWindowsXPで、革新をプレイしてみます。
タイトル画面から進めていくとFPSのグラフがガクッと落ちます。
ユーザー大名を選択してゲームを始めると、FPSはおどろきの「4」でした!
「20~30」くらいかと思ったのですが、これは遅すぎですね。

仮想マシンの「フレームレート」の計測なので何とも言えませんが、
「信長の野望:革新」は仮想マシンでプレイするのは厳しいですね。
Windows10で「信長の野望:革新」をプレイする方法
せっかく古いゲームを楽しむためにVMware playerで仮想マシンを用意していましたが、
「信長の野望:革新」は快適にプレイできませんでした。
ならば残る手は・・・仮想マシンではなくて、実機のWindows10パソコンでプレイするしかありません。しかしこの時代のゲームはDiscを読み込ませる必要があります。
このDiscのチェックにSafeDiskというソフトを使っていて、Windows10にはインストールされていないのでゲームを起動できない問題があるんですよね・・・
分かっていながらも「信長の野望:革新」をインストールしてみました。
そして実際に起動してみると、Discのチェックでエラーになりません!
これはプレイできるのか?と思ったのですが、設定を変更しないとまともに動きません。
次の3点を変更することで、Windows10でもプレイできました。
①ゲームが常にフルスクリーンモードで起動してきます。
②ゲームのディスプレイ画面解像度がおかしい。
③キーボードをさわるとゲームがハングアップします。
この3点の変更方法を説明していきますね。
①ゲームが常にフルスクリーンモードで起動してきます。
フルスクリーンだと、別の画面が見られないのでOFFにしましょう。
これはレジストリを変更する必要があります。
そんなに難しくないですが、変更場所を間違えるとパソコンがおかしくなります・・・
自己責任で慎重に変更しましょう。
まずは「レジストリエディター」を開きます。
「regedit」と検索して「レジストリエディター」を開きましょう。

「レジストリエディター」の左側のエクスプローラーのようにフォルダーが並んでいます。
このフォルダーを、下記の革新の設定場所まで移動します。
「\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Koei\Nobunaga12PK\Configs」
「信長の野望:革新pk」なので「Nobunaga12PK」です。
「信長の野望:革新(無印)」の場合は「Nobunaga12」になります。
フルスクリーンモードの変更は「FULLSCREEN」を「1→0」に変更します。
「FULLSCREEN」をダブルクリックして、10進数にチェックして「0」を設定して「OK」をクリックします。

②ゲームのディスプレイ画面解像度がおかしい。
ゲームディスプレイの解像度も、このままレジストリの設定で変更できます。
画面の高さは「HEIGHT」の設定を、10進数で768に設定します。
画面の広さは「WIDTH」の設定を、10進数で1280に設定します。

変更したら、レジストリエディターの「X」をクリックして終了します。
③キーボードをさわるとハングアップします。
別にキーボードなんて使わないじゃんと思いがちですが、「ALT」+「TAB」を押すだけでも革新がすっ飛びます。しかも新武将の編集で登録武将の名前を入力できません・・・
これを回避するために「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」に設定しましょう。

これでWindows10で「信長の野望:革新」をプレイできるようになりました。
では実際にプレイしてみましょう。

IMEの設定も変更したので、新武将作成で名前を入力できます。

かなり古いゲームだけど、今さら買えるのか?
信長の野望:革新はWindows10でプレイできることが分かりました。
つまりレトロゲームではなくて現役のゲームソフトということですね。
僕の持っているWindowsXP版のソフトは売っていないと思いますが、
steamなどで動くソフトがあるかもしれません。
ちょっと調べてみたところ売っていますね!やはり現役のソフトだったのです。
ソースネクスト版も現役で販売しています。しかもよく見ると、対応OSにWindows10と書かれています!いつの間にか対応されているんですね・・・息の長いゲームです。
しかしパワーアップキットは別売りのようですね。
こちらはsteam版です。steamクライアントをインストールしておく必要があります。
steamクライアント上で動作するのでDiscレスですね。
まとめ
VMware player16.2.3のアップデートの動作確認から、思わぬ検証作業が発生しました。
意外な結果でしたが、古い革新のDiscでもWindows10でプレイできました。
Windows10にコピーガード用のSafeDiskがいつの間にか適用されたのかと思ったのですが、信長の野望:天下創世はDiscを認識せずに起動できませんでした。
どうやら革新は、SafeDiskを使わない方式のようですね。
懐かしの古いゲームですが、いつでもプレイできるように環境を準備しておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。