プレイステーション2にD端子ケーブルを使えば、驚くほどキレイな画面になりました。
かなり古いゲーム機ですが、感動すら覚えるくらい変わりました。
このD端子ケーブルをPS(初代プレイステーション)に使ってみたのですが映りません。
PSでは、キレイに映すD端子をサポートしていないようです。
前回の調査はここまででしたが、ファイナルファンタジーⅧ(FF8と略します)をプレイしたくなりました。FF8は初代プレイステーション(PSと略します)のゲームソフトです。
プレイステーション2(PS2と略します)でもプレイできますが、せっかくなのでPSを
キレイな画面にする方法を調べてみました。
その結果、PSに接続するAVケーブルを、S端子ケーブルやRGB21ケーブルに変えることで画質が向上しました!AVケーブルを変更するだけでPSをキレイな画面でプレイできます。
というわけで、この調査結果を記事にまとめました。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
テレビの入力コネクタの種類
テレビの裏側にある、入力コネクタを見てみましょう。
我が家のテレビは約10年使っている古いテレビなので、いろいろなコネクタがあります。最近のテレビでしたら、HDMI端子しかついていないかもしれません。
PS用のS端子ケーブルを使う場合には、テレビのS端子と音声入力に接続すればOKです。RGBと書かれたコネクタがありますが、これはRGB21コネクタは接続できません。
このコネクタはピンが15個ですが、RGB21コネクタはピンが21個あります。
このRGBには、VGAケーブルを接続するコネクタです。
なのでRGB21ケーブルを使う場合には、別のコネクタに変換してテレビに接続します。
今後のことを考えると、RGB21コネクタをHDMIに変換したほうがいいですね。
さて、S端子ケーブルやRGB21ケーブルを使う前に、現状のAVケーブル(コンポジット)の実力を見てみましょう。
「ぶおぉぉ~ん・・・」おお懐かしの初代プレイステーションが起動してきました!
まずはメインメニュー画面を見てみます。文字がにじんでいて、読みにくいです。
次にファイナルファンタジーⅧをプレイしてみましょう。
いや~懐かしいですね・・・ラグナの3人組です。
グラフィックスも当時としては作りこまれていますね。
S端子ケーブルで接続する方法
PS用のS端子ケーブルを使ってみましょう。
このS端子ケーブルを、PSのAVマルチ出力端子に接続します。
テレビ側は、S端子入力と音声入力に接続します。
テレビの入力をS端子に変更して、PSの電源をONします。
では、メインメニュー画面を見てみましょう。
かなり画質が向上しています。これぞS端子の実力ということでしょうか!
次は、ファイナルファンタジーⅧの画面です。
こちらも木々の葉が細かく見えるようになりました。そして画面も明るくなったようです。
手軽にPSをキレイな画面でプレイしたいなら、S端子ケーブルを使うのがいいです。
コンポーネント端子とS端子はどちらもアナログなので、アナログ⇒デジタル変換の電源が不要なのもポイントです。
RGB21ケーブルとコンバーターで接続する方法
PS用のRGB21ケーブルを使ってみましょう。
こちらが、RGB21ピンのコネクタです。ちょっとサイズが大きいです。
このコネクタを直接テレビに接続できたらよかったのですが・・・
メガドライブ2用のRGB21ケーブルもあるので、世界的には普及しているのでしょう。
でも、日本ではあまり馴染みのない規格のようです。
そこで、RGB21コネクタをHDMIに変換するコンバーターを使ってテレビに接続します。
このRGB21ケーブルをPSのAVマルチ出力端子に接続します。
コンバーターの入力として、RGB21コネクタを接続します。
コンバーターの出力に、HDMIケーブルを接続してテレビに接続します。
テレビの入力をHDMIに変更して、PSの電源をONします。
メインメニュー画面は・・・やはりS端子と同じようにキレイですね。
次は、ファイナルファンタジーⅧの画面です。
おおっ、実際のゲーム画面はとてもキレイです。S端子よりも色鮮やかです!
本格的にPSをキレイな画面でプレイしたいなら、RGB21ケーブルを使うのがいいです。
RGB21ピンのコネクタがついているテレビやモニターがない場合は、コンバーターを用意する必要があります。
このコンバーターを使えば、RGB21出力に対応しているレトロゲームをHDMI変換できるというメリットもあります!
まとめ
今回は、初代プレイステーションを、AVケーブルよりもキレイな画質でプレイする方法を紹介しました。
AVケーブルはコンポジット端子なので、S端子ケーブルやRGB21ケーブルを使えばキレイな画質でテレビに出力されました。
S端子は古い型のテレビにはついているので、そのまま使えます。
しかしRGB21コネクタはテレビについていなかったので、そのままテレビに接続できませんでした。
手軽さを考えると、S端子ケーブル > RGB21ケーブル(+HDMIコンバーター)です。
画面のキレイさを求めると、S端子ケーブル < RGB21ケーブル(+HDMIコンバーター)という結論になります。
今回の調査で調べた結果で、それそれのケーブルのメリットとデメリットをまとめました。
ケーブルの種類 | メリット | デメリット |
S端子ケーブル | ケーブルをテレビに接続するだけでそれなりにキレイになります。電源は必要ありません。 | 新しいテレビでS端子がついていない場合には使えません。 |
RGB21ケーブル | S端子ケーブルよりもキレイで、コンポーネントなみの画質にパワーアップします。 | RGB21コネクタがついているテレビやモニターが少ないです。この場合はRGB21⇒HDMIコンバーターを使います。このコンバーターには電源が必要になります。 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。