秋になると新米の季節ですね。実りの季節のお米をおいしく食べるには、炊飯土鍋で炊きましょう!
今年は長梅雨と夏の猛暑で生産者の方々は苦労してお米作りをなさったと思います。
自然が相手なので仕方がないのですが、ここ最近の天候は別の地球になったのかと思うくらい昔と違いますよね。僕の子供のころなんて、家にクーラーなんて無かったですよ(昔は夏もそんなに暑くならなかったですね)。
そして秋は収穫の季節です。新米の一粒一粒に、生産者の方々の情熱が込められているようです。秋の恵みのお米をおいしく食べる方法は・・・ズバリ炊飯土鍋で炊くことです。
炊飯土鍋とは
まさに字のとおり「土」で出来た鍋ですね。陶磁器の部類になります。
陶磁器を言い換えるとセラミック。セラミックといえば引退しちゃいましたけど、スペースシャトルの耐熱タイルにも使われていたんですね。
土鍋とスペースシャトルの耐熱タイルが同じような部類・・・というと大げさかもしれませんが、電気の炊飯器と比べると高温でお米が炊けるということになりますね。
今回使う土鍋はこちらになります。
炊飯土鍋という名称で、和平フレイズ株式会社さん製です。
色は全体が真っ黒で、土鍋本体と中蓋、外蓋の3つから構成されております。
炊飯土鍋の特徴
ここで、僕の思う炊飯土鍋の良い点と悪い点をお伝えします。
炊飯土鍋の良い点:
・とてもおいしいご飯が炊ける
・炊飯土鍋そのものがおひつになる
炊飯土鍋の悪い点:
・かなり重くて、落とすと壊れる
・炊いたご飯は徐々に冷める
・何度か炊いて慣れる必要がある
炊飯土鍋の良い点:
・とてもおいしいご飯が炊ける
これが、最大にて最高の良い点ですね。
お米の吸水時間はなんともなりませんが、約30分(炊く時間+蒸らしの時間)でおいしく炊けます。お高い電気釜の何倍も美味しく炊けます。
また、お米のおこげが何とも香ばしいです。これは電気釜では再現できませんよね。
土鍋で炊いたご飯をカレーにしても、お茶漬けにしても当然美味しくいただけます。
電気釜で炊いたご飯をカレーにしても美味しいのですが、土鍋で炊いたご飯をカレーにすると、カレーの味にご飯が負けていないというか、お米の一粒一粒の食感や香り、味わいが感じられます。
平日は忙しくて電気釜でご飯を炊いていますが、休日は炊飯土鍋を使用しています。
・炊飯土鍋そのものがおひつになる
土鍋には余分な水分を吸収する働きがあるので、炊いた後もしばらくはおひつとして使用できます。
炊飯土鍋の悪い点:
・かなり重くて、落とすと割れる
陶磁器ですので重いです。そして落とすと割れます。
ご飯を炊き終わった後はご飯がこびりついています。
洗ってきれいにするのですが、重いので洗いにくいです。
・炊いたご飯は徐々に冷める
先ほどおひつ代わりになると書きましたが、電気釜のように保温機能は無いので徐々に冷めます。忙しいからご飯だけ先に炊いておいておかずは後に作って・・・なんて思っていると、あっという間に炊きあがっておかずが取り残されることになります。
(そしてご飯が冷めていく・・・・)
・何度か炊いて慣れる必要がある
お米と水の量は決まっていますが、炊く時の火加減と時間は季節により
キッチンの温度も違うので慣れる必要がありますね。
おこげが好きか嫌いかもあるので、自分の好みの炊き方を見つけましょう。
美味しいご飯を炊き方
・白米…2合 / 3合
・水…400ml / 600ml
材料は当たり前ですがお米(白米)、水、これだけです。とってもシンプルですね~
ただお米の量によって水の量が異なります。
お米2合の場合は水400ml、お米3合の場合は水600mlです。
こだわるのでしたら水を水道水ではなく、ミネラルウォーターにすれば味が変わるかもしれません。なお、お米を研ぐ時にもお米が吸水するので、研ぐ時に使う水もミネラルウォーターにすればなおさら変わるかもしれません。
3.土鍋で美味しいご飯を炊く
- ザルにお米を2合入れて、良く研ぎます(洗います)。
その後、ザルにお米を入れたまま30分程放置してお米に吸水させます。 - 土鍋にお米と水(お米2合の場合は水400ml、お米3合の場合は水600mlです。)を入れます。内蓋と外蓋をして、中火にかけます。
- 土鍋が沸騰したら弱火にして、下記の時間分待ちます。
お米2合の場合:10~12分
お米3合の場合:12~14分 - 一度強火にして5秒待ちます。(美味しいお米のおこげを作ります。)
- 火を止めて15分蒸らします。
- 蒸らし終わったら、蓋を開けます。
しゃもじで全体を軽くほぐすように混ぜます。
手順の3、4の火加減と待ち時間がポイントになります。
何度か試せば自分なりのコツがつかめると思います。
なぜ、この炊飯土鍋が我が家にあるかですが・・・
昔、よく奥さんが友人と行っていた料理屋さんで出されていたご飯が、土鍋で炊かれたご飯だったのです。これがとても美味しかったらしくて、購入したというわけです。
購入した当時は何度か使った記憶がありますが、子供が生まれてからは押し入れの奥で眠っていましたね。
子供が成長してきたので、思い出したように押し入れから出して使ってみたところ、
美味しい炊きあがりに再感動したというわけです。
さて、この炊飯土鍋ですが白米だけでなく、炊き込みご飯も作れます。
鰻を一緒に炊き込んでグリーンピースと青シソを散らせば、鰻の炊き込みご飯の完成です。
ワカメ、じゃこを一緒に炊き込んで、ワカメご飯が出来ます。
ちょっと手間ですが、エビピラフだって炊けちゃいます。
ふだん食べているご飯を「ごちそう」に変えてくれるのが炊飯土鍋です。
みなさんも、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
今回は美味しいご飯を炊く方法として、炊飯土鍋を使う方法を紹介しました。
我が家でも平日は電気釜を使っているので、休日で土鍋で炊くご飯のおいしさは格別です。
今では電気が当たり前なのですが、一昔前では土鍋のように直火でご飯を炊いていたのですね。手間や時間がかかりますが、やっぱり美味しかったのでしょうね。
平日は時間的に厳しいでしょうから、休日にでも土鍋で炊飯に挑戦してみてははいかがでしょうか?