ふだんの食事で何気なく使っている魚焼きグリル。
片面焼き/両面焼き、水を入れるタイプ/水を入れないタイプの違いはありますが、魚を焼くときに大活躍しますね。
我が家も子供達も魚好きなので、定期的に魚を焼いていますが問題があります。
焼くのはいいんですよ、子供達がおいしく食べてくれますから。
問題はその後でして、魚焼きグリルの掃除がめんどうなのです!
冷めてからじゃないと洗えませんし、冷めると魚の油が固まってなかなか落ちません。
西京漬けを焼いた場合には、味噌も焦げついていてやっかいです。
魚焼きグリルのパーツも、トレーや魚をのせる網に分離して洗う必要があります。
そんな魚焼きグリルの掃除の問題を解決してくれるのが、パロマ製「ラ・クック」です。
ラ・クックはフタ付きの金属製ボックスで、魚焼きグリルの中にセットして使います。
このボックスの中で魚を焼くので、魚の油でグリル内を汚さないということです。
グリル内を汚さないだけでなく、ラ・クックはフタをしてグリルの中で焼くのでオーブンとしても使えちゃいます。
この記事では、実際に使ってみて感動したラ・クックについて紹介します。
記事を書いた人:みっく
・エンジニアとして勤務
・社内のサーバー管理、セキュリティ管理も担当
・DIYと料理が大好き、週末は料理担当
ラ・クックって何?
ラ・クックとは、魚焼きグリルにセットする金属製のボックスです。
このボックスの中に入れた具材を、魚焼きグリルの火力で焼く仕組みになっています。
ラ・クックは3種類のバリエーションがあります。
名 前 | 用 途 | サイズ(つまみを含みません) |
ラ・クック | 焼き調理専用 | 長さ256mm×幅230mm×高さ50mm 重さ930g |
ラ・クックグラン | 焼き調理専用 | 長さ303mm×幅232mm×高さ51mm 重さ980g |
ラ・クックグランポッド | 煮物、蒸し料理等 (焼き調理以外) |
長さ265mm×幅200mm×高さ85mm 重さ1430g |
焼き調理専用として「ラ・クック」「ラ・クックグラン」があります。
基本性能はほぼ同じですが、「ラ・クックグラン」の方が約5cm長いです。
焼き調理以外の、煮物や蒸し料理用としては「ラ・クックグランポッド」があります。
我が家にあるのは焼き調理専用の「ラ・クック」なので、こちらで説明します。
ラ・クック本体と魚焼きグリルに固定する受け具、フタや本体を取り出すのに使うハンドルの3つがセットになっています。

ハンドルは、焼きあがった熱々のフタやラ・クック本体を魚焼きグリルから取り出すのに使います。フタはハンドルの先端を、フタの穴に差し込んではずします。
ハンドル先端のフックで、フタのつまみをひっかけてはずすこともできます。
ラ・クック本体はハンドルの先端を本体の穴に差し込んで、持ち上げて取り出します。

ラ・クック本体はセラミック加工されていて、油汚れが付きにくくなっています。
また、ラ・クックの底は波型に溝がついているので、焼いている時に肉や魚の脂が落ちやすくなっています。

フタをして魚焼きグリルの中で焼き上げるのでグリルのトレーも汚れませんし、グリル内に脂が飛び散らないのです。こんな調理器具が欲しかったんですよね~
ラ・クックはパロマ製ですので、パロマ製のガスコンロに使う頃ができます。
使えるガスコンロは、公式のラ・クック対応器種一覧を参照してください。
ラ・クックの種類や使い方が分かったので、実際に調理してみましょう。
ラ・クックを使って「銀だらの西京漬け」を焼いてみた
では実際に、ラクックで魚を焼いてみましょう。
焼いた後の魚の油や味噌がべとつく、銀だらの西京漬けを焼いてみます。
材料
・銀だらの西京漬け…4切れ
・サラダ油…少々
材料なんて書く必要が無いくらいですね。
銀だらの西京漬けは、軽く味噌をふき取っておきます。
(ふき取らないと、味噌が焦げて苦くなります・・・)
焦げ付き防止のために、サラダ油をラ・クックの底に塗っておきます。

軽く味噌をふき取った銀だらの西京漬け4切れを、ラ・クックに並べます。

ラ・クックは、魚焼きグリルの魚をのせる網にのせて使うことはできません。
網をはずして、ラ・クックの受け台に交換します。

ラ・クックのフタをして、魚焼きグリルにセットした受け台にのせます。
弱火(両面焼きの場合は上下とも弱火)で約11分焼いていきます。

弱火で約11分焼きました。魚焼きグリルの高温で焼いたのでフタの色が変わっています。これは熱そうですね。ヤケドしないように注意しなければ・・・

ハンドルでラ・クック本体を取り出して、フタをあけてみます・・・
お~ふっくらと焼きあがっていますね!

美味しそうに焼きあげた銀だらの西京漬けを、お皿に盛り付けて完成です!

さて、気になる魚焼きグリルの汚れですが・・・全く汚れていませんでした!
魚焼きグリルのトレーもキレイなメタル色のままです。

西京漬けは美味しいのですが、トレーに味噌や魚の油がついて洗うのが大変です。
でもラ・クックを使えば、トレーは汚れませんね。
魚焼きグリルの庫内にも、魚の油は飛び散っていません。

ラ・クックを使って調理すれば、魚焼きグリルの庫内もキレイなままでした。
魚焼きグリルの中はキレイなので、ラ・クックが冷めてから本体とフタを洗うだけです。
魚焼きグリルのトレーを網を洗うよりも、よっぽど楽ですね。
オーブンの代用で「鶏もも肉のロースト」を作ってみた
ラ・クックを使えば、魚を焼いても魚焼きグリルが汚れませんでした。
それでは、魚だけでなく肉料理にも使えるか実験してみました。
クリスマスも近いので、鶏もも肉のローストを作ってみます。
材料
・鶏もも肉…2枚
・しょう油…大さじ4
・ニンニク…2片
・さとう…大さじ2
・料理酒…大さじ2
・みりん…大さじ2
・塩…小さじ1/2
・玉ねぎ…1/2個
・にんじん…1/2本
・オリーブオイル…少々
材料はごく一般的で、キッチンにあるものでそろうと思います。
1.鶏もも肉の下準備
鶏もも肉を広げて、スジや黄色い脂を切り除きます。
その後、フォークなどで全体に穴をあけます。
反対側の皮の部分にも、穴をあけていきます。

2.下味の材料を用意する
ニンニクをおろし器ですりおろします。

ジップロックなどのビニール袋に、しょう油、ニンニク、さとう、料理酒、みりん、塩を入れます。よく混ぜてさとうを溶かします。

このまま1時間ほど漬け込んで、味をしみこませます。
3.野菜の下準備をする
にんじんと玉ねぎは皮をむいて、電子レンジで根菜調理しておきます。
ラ・クックで肉を焼くと、焼き時間を短くできます。
調理時間を短くできていいのですが、ニンジンなどの根菜は火が通りづらくなるので電子レンジなどで加熱しておきましょう
根菜調理したら、食べやすい大きさに切ります。
4.ラ・クックで焼き始める
焦げ付き防止のために、オリーブオイルをラ・クックの底に塗っておきます。
玉ねぎ、にんじん、鶏もも肉をラ・クックに並べます。
ビニール袋に残ったつけ汁も、ラ・クックの中に入れます。

ラ・クックのフタをして、魚焼きグリルにセットします。
弱火(両面焼きの場合は上下とも弱火)で約15分焼いていきます。

弱火で約15分焼きました。
ラ・クックのフタを取ってみると・・・美味しそうに焼きあがっていますね!

鶏モモ肉の中まで火がとおっているか、ためしに切ってみました。
おおっ、お肉の中までちゃんと火がとおっていますね。

しかも、驚くほど柔らかく仕上がっているようです!
鶏もも肉を食べやすい大きさに切ります。
切ったお肉をラ・クックに戻して「鶏もも肉のロースト」の完成です!

ラ・クックのまま食卓に運んで、そのままいただきましょう。
鶏モモ肉はしっとりと柔らかく焼きあがっていておいしいです。
そして玉ねぎが驚くほど甘く仕上がっています・・・いや絶品ですね。
まとめ
今回はパロマ製のラ・クックを紹介しました。
以前から気になっていたのですが実際に買って使ってみて、その優秀さに驚きました。
「魚を焼いても魚焼きグリルが汚れない」これだけでも嬉しいのですが、
「魚を焼くだけでなくオーブンの代わりとしても使える」という点が素晴らしいです。
もしパロマ製のガスコンロを使っているのであれば、ラクックをおススメします。
実際にラ・クックを使って調理してみた感想で、良い点と気になる点をまとめました。
ラ・クックの良い点 | ・魚焼きグリルの庫内がキレイなまま調理ができます。 |
・セラミック加工されていて、楽に洗えます。 | |
・肉や魚が、ふっくらと柔らかく焼きあがります。 | |
ラ・クックの気になる点 | ・魚焼きグリルの中で使うので、サイズが少し小さいです。 |
・本体をハンドルで取り出す時に、落ちそうな気がします。 (実際には、しっかり固定されていて落ちてきません) |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。